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きっと月まで届く

MacWindowsを併用している。Macにしかできないことがあるし、Windowsにしかできないこともある。適材適所で使い分ければいいとは思っているが、可能ならすべての作業をMacでやりたい。

コンピュータと付き合う以上、画面のスクロールから解放されることはない。VRやARがどれだけ身近になっても、音声言語インタフェースがどんなに進化しても、人間はスクロールをやめないだろう。

マウスにホイール機能がついたとき、とても感動したのを覚えている。スクロールが快適になる偉大な発明だった。その後、チルトホイールと呼ばれる横スクロール補助機能を風の噂に聞いたが、体験する前にマジックマウスを知ってしまった。タッチセンサーなら縦でも横でも解決できる。

慣性スクロールはUI史上最大の発明だと思う。指の移動量をそのままスクロール量に連動させると大きくスクロールさせたい場合に指が疲れてしまう。そこで指の移動速度も加味することで「勢い」がスクロール量に反映され、小さな力で大きな結果を得られる。

僕が知る限りではスクロール体験においてWindowsはMacに敵わない。日々の作業でスクロールしない日はないことを考えるとこの差は大きい。

全人類が生涯で行うスクロール量は距離に換算したら月まで届くんじゃないだろうか。