ロック好き向けオルタナティブ・ロック、インディー・ロック系アイドルガイド(第2回目)

今回も5グループを紹介したいと思います!

airattic:オルタナティブ・ロックは青春の声

読み:エアラティック、略称:エアラ

2022年結成された、前回紹介したRAYも所属する合同会社SOVAの第3弾グループ。先日に全国最大のアイドルフェスTokyo Idol Festival(TIF)2023への出演も決定された、2023年に注目すべき一組。

音楽性はエレクトロニカを取り入れた、本格的なオルタナティブ・ロック・サウンドを主とする。パワー・ポップ寄りのダンサブルで爆音爆速なロックナンバーが多く、曲の質も全方位的に高く、「リズム派」、「メロディー派」、「かっこいいギター派」どっちも楽しめるグループではあります。スパーカー、アジカン、フジファブリックなど邦楽パワー・ポップ・バンドのファンはもちろん、Weezer、Teenage Fanclubなど英米パワー・ポップが好きな方も絶対ハマちゃいます。

でも、楽曲の振り幅がかなり広く、パワー・ポップのみならずピアノバラード、マスロック、ドリーム・ポップなど、色んなジャンルの曲を有する。持ち曲はまだ10〜15曲程度しかありませんが、期待値が高い!

特に気に入った曲は「crawl syndrome」、「フィルムリールを回して」と「環状線チルドレン」です!そして、この前の3月おすすめ新譜という記事でairatticの1stアルバムを紹介したので、そっちも是非読んでください!

おすすめアルバム:『airattic』

HP: https://airattic.tokyo/

Twitter: @airattic

ねおち:ポストロック・マスロックは夢

2022年12月にデビューしたばかりのグループ。自分が大好きな宇宙コンビニ、JYOCHOのGt.だいじろー(中川大二郎)さんが音楽プロデューサーを務める。だから、音楽性も宇宙コンビニ、JYOCHOに近く、メロディアスでギターの声が優しい変拍子マスロック曲が多い。JYOCHOの楽曲にポエトリーリーディングを取り入れた、という感じです。「残響系とかマスロックが好き!」という方はお見逃し厳禁。

マスロックは死なない!

おすすめアルバム:『ねおち』(EP)

HP: https://www.neochi-idol.com/

Twitter:@neochi_idol

カイジューバイミー:日頃の悩みを全部ガレージ・ロックで溶かす!

激しく歪んだギター、アップテンポで攻撃性の強いドラムスやベース、叫ぶようなボーカル…….生々しいガレージ・ロック・サウンド。ここは本当にアイドル現場ですか?

まぁ、アイドルとかバンドとか、そんな気にしない方がいいと思います!ロックンロールこそが正義だから、とりあえず音楽に合わせて体を揺れて踊りだして、日頃の悩みを全部忘れよう!古く良き、荒く乾いたガレージ・ロック・サウンドとか、青春パンクとかが好きな方、是非見逃さないでください!

特に「熱帯魚」が好きです!

おすすめアルバム:『抹消』(EP)

HP: http://iluent.jp/

Twitter: @kaiju_by_me

XOXO EXTREME:アイドル×プログレ?!果たしてどうなる!?

読み:キス・アンド・ハグ・エクストリーム、通称:キスエク

プログレッシブ・ロック(プログレ)はちょっとニッチな趣味かもしれませんが、少しでも「プログレ好き!」という人は絶対にキスエクを見逃さないでください。プログレその名前の通り、複雑難解でアレンジが華麗な曲が多い。フルート、シンセ、ストリングスも多用され(メンバーの小嶋りんの生ヴァイオリン演奏のある曲もあります)、YesとかJethro TullとかEL&Pらしくオーケストラルな曲が多い。金属恵比須、特撮など国内のプログレバンドのみならず、世界級のプログレバンドAsia、Magmaなどともコラボしたことのある、プログレにかなり真面目なグループ!

特に、キスエクによるMagmaの名曲「The Last Seven Minutes」の新解釈に注目すべき!

HP: https://www.xoxo-ex.com/

Twitter: @xoxo_extreme

The Candace:ここは東京?ロンドン?ブリットポップ・リバイバルを日本へ!

読み:キャンディス("candies"と同じ)、略称:飴4(読みは同じ)

サマソニ行ってBlurとLiam Gallagher見ようと思ってるそこのあなた!Britpopを聴くためには、イギリスにもサマソニにも行く必要ないですよ!下北沢か渋谷のライブハウスに足を運んで、The Candaceのライブに行けば十分楽しめる。Britpopその名の通り、The Candaceの楽曲はだいたいイギリスの風情に溢れるギターロックで、再現度はかなり高い。その中にすべて英語で歌う曲もあって、英語の発音までイギリス…….The Candaceのライブに行くと、体は日本にいても心は完全にロンドンに飛び出す。

今夜、みんなロックンロール・スター!

おすすめアルバム:『The Candance 1』(EP)

HP: http://thecandace.sainantantracks.com/

Twitter: @_TheCandace_

以上、読んでくれてありがとうございました。また第3回で会いましょう!

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