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今まで、誰かを愛したことある?


二回目の投稿です。

こんな時期ですので、愛について。

わたしが衝撃を受けた話題を書きたいと思います。

写真はカリフォルニア州のSalvation mountain にて。





Have you ever loved someone before?

今まで、誰かを愛した事ある?

これは留学中いわゆる恋バナになった時
何度か友達の口からでた言葉。


最初にその言葉を聞いたのは当時のルームメイトのLeo。
まだ21才のフランス人の男の子からだった。

別のルームメイトのスイス人の男の子Beniは
好きになって付き合っている5才年上の男性がいたが

『もうすぐ自分は留学プログラムが終わってしまう。気持ちを伝えて彼がその気なら自分はアメリカに残りたいが、彼も同じ気持ちか分からないからこわい。』

と私たちに相談した。
そんな時にLeo が投げかけた質問だった。

わたしは正直衝撃だった。
21才の男の子の口からそんな言葉が飛び出すなんて思ってもみなかった。
え?彼氏いた事ある?じゃなくて?
愛?アイ?アイシタコトアル?
大学生の男子とかパーティーとセックスじゃないの?(ごめん)
予想外の質問に面食らった。

返事は Yes だった。
三年間付き合った彼氏がいて愛していたそうだ。
おいおい、、、君まだハタチジャン、、、。

『その時と比べるとどう?彼を愛してる?』

『んー、分からない。』

『オッケー。自分は愛してるけど、彼が同じ気持ちか分からないから分からないって事だね。』

Leoの状況理解が早すぎる。笑

『俺からのアドバイスは一つ。彼にそう伝える。そしてアメリカで一緒に暮らしたいっていって向こうが話を逸らしたりしたらそれでおしまい。別れる。それしかない』

このアドバイスは極端で勇気がいる事だが
わたしもそれがベストだと思ったし優しいアドバイスだと思った。

なぜならその年上男性の話を聞く限り彼は遊ばれている、としか取れなかったからだ。

だがあえてそれは全く指摘せずに極端な質問を勧めて自分の気持ちも伝えさせ、海外の男性は結婚やグリーンカードという言葉が苦手、ということを知った上での優しいアドバイスだった。


『あとLGBTQのコミュニティが狭いのも知ってるし彼の見た目はクールなのはわかるし君より年上だから魅力的なのはわかる。じゃあもし自分の国で同じような人が現れたら?それ以外で、ステータス以外で彼が特別だって言える?』


君の人生に関わる事だからね。と最後にLeo
は付け加えた。

完ッッ全に彼に惚れかけた。危ない危ない。

最初はさすが愛の国フランス!
いくら大学生男児でもいうことが違うぜ!


と感心していたが、その後も恋愛の話になると
メキシコやイタリア、アメリカ人の口からもこのセリフを聞く事がしばしばあった。こんな事日本で話した事無い…ので答えに困った。

わたしはいつも分からないと答えていた。


誰かを愛した事....
何度か男性とお付き合いしたことはあるが愛していたか?と聞かれると分からない。
もちろん当時は好きだったけれど。

何が基準なの?と聞いたら
愛してると言える相手がいたか?って事だよ。
との答え。

わたしは頭を悩ませた。日本語の愛してるって素敵な言葉だけれど、すごく重たく感じる。というより、どんな感情の時に使っていいか分からない。

もちろん英語の I like you と I love you には
かなり意味が違う事も知っているし
恋人になっても簡単に言い合わないのは知っていた。

海外では家族間では I love you ! ってよく言うから
家族みたいに大切に思えた時って事なのかな。と勝手に解釈した。

何人かは学生の時愛について、愛し合うことの素晴らしさや意味についての授業があったらしい。

何その授業、受けたい。世界一受けたい授業。



''誰かを愛した事ある?''


これ、今までで一番記憶に残って素敵な質問だったな。
それも年下の男の子や同年代の女の子たちからの言葉っていうのが。素敵でなんか悔しかったな。

わたしもその違いがはっきりとわかる日が来るのかな。
来たらいいな。




最後まで読んでいただきありがとうございました。


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