独白で毒吐く

生来の罪です。かつての俺を地中に埋めるための暴論も、多少の甘美を含む狂気の墓石の前で泣いた。

風来の賛美とセンスも何れ落ちたら白い舞台に。
本来の形も留めない、此処に何も無い今現在。

将来は深い雲の裏にて。空は濁る、君は廃れる。 
あの頃の絡み付くような熱も既に無い。

こんな独白を許して下さい。誰も俺の背中に触れないけれど。こんな独白でも許してくれたかつての君よ。

後悔も一つの趣味です。噫虚ろ。何時か誰かが嘲笑っていて
早急な万年筆を俺は静かに折って嘆いた。

「思考の暴走ではない、これは人間の行動。社会が歪んだ」
『疲労を課して如何とする? なんて愚か。知能が人を殺すのだ』

しかし刺してはいけないので、
心の内で首を絞める。

到来する筈の未来すらも何処かで誰かが嘲笑っていた。
もういいよ。其れならこうして....…
....…孤独な舞台....…

又君は俺の希望を讃えては崇める。其の眩い心、俺には
実は毒である。ある意味暴力、ある意味凶器。苦しいです。止めてください。それでも光は差し込むので、俺は動悸と共に生きる他無い。

....…精神安定剤が切れた

水を、ください

こんな独白でも善いですか?
刺してくれたら寧ろ救済。そこに流れる穢い朱が、俺を生かした醜い証拠。

こんな独白でも善いですか?

こんなに毒吐く。それでも善いですか?

君の瞳に映った俺は....…
それは醜いエゴの生き人。

....…自害を阻止する偽善の社会


もし貴方がしてくれたら泣いて喜びます。