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鳥になるしかない

鳥瞰図「ちょうかんず」とは、高所から
地上を見おろしたように描いた図をいう。
市街・地形などを説明的に描くのに適する。

身内同士の価値観のぶつかりあいは、
ことのほか激しい。たとえ相手の言葉が
本質をついていたとしても、受け入れられない。
身内の言葉は、非常に痛いところを
突き過ぎていて、まずは拒絶しないと
やってられない。そんな感じなんだ。
わかっていても、受け入れるのに、
とっても時間がかかる。
だって傷ついているんだ。
それくらい身内ならば理解して欲しい。
身内ゆえに、そんな甘えと怒りが湧いてくる。
こんなふうに身内の議論って自分には
ハードルが高すぎるんだ。
相手のことを考えて熱くなればなるほど、
どんどん泥沼にはまってゆく。
他人ならば決してこうはならない。
近すぎて見えない。そんな感じなんだ。

だから、鳥瞰図が大事なんだ。
鳥の目線で自分の姿を見るんだ。
身内で意見の食い違いがある時は、
やっぱり鳥になるんだ。
鳥になって自分を見ると、見えてくる。
相手に正論を語り、苦しめている。
そんな自分が見えるんだ。
相手のためと言って、自分のために、
自分の価値観を押しつけようと
唾を飛ばして必死に語る、
そんな惨めで傲慢な自分が
見えてくるんだ。
正しいとか間違っているとか、
そんなレベルじゃない。
もう最低で最悪なんだ。
そんな自分が見えた時、やっと何かが
変わるんだ。
悩みがスーと消えてゆき、
見えなかった方向性が見えてくる。
本当、今までの議論は、
いったい何なんだって感じなんだ。
自分の癖っていうヤツは、
身内との会話に現れる。
だから、鳥瞰図で自分を見てゆく。
そんなことをしなければ、
家族の前で、とんでもなく
恥ずかしい自分をさらし続ける。
そんな自分になるって感じたんだ。

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