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I was born by God.

14年前、ウガンダにて少年兵の話しを
伺う機会を得たのである。

当時、ウガンダ北部では、テロ組織に、少年少女が誘拐され、洗脳され、
兵士となり、戦闘に駆り出されているという現実があったのである。

中には、洗脳を深めるために、
両親を殺すように、上司より
命令され、故郷に戻り、
母親の腕を斬った少年も
いたのである。

まさに悪魔の所業と感じた
わけである。

ただ不思議と、可哀想という
同情の気持ちは
湧いてこなかったのである。

なぜならば、少年兵として、
他人を殺すことしか学んでいない
人たちは、これから幸せな人生を送ることができるのだろうか。

もしできるならば、どのような方法で幸せになることができるのか。

そこに興味が湧いたからである。

もし、この人たちを幸福にできる
教育を発見したならば、すべての
日本人は、いや人類すべてが、
幸せになれると思ってしまった
わけである。

つまり、彼ら少年兵たちが、
「少年兵で良かった」
「この人生で良かった」と
心底思えるような教育である。

自分の生い立ちすべてに
特別な意味を見いだすような
教育である。

I was born by God.

つまり、自らが体験したことが、
悪魔の所業ではなく、神のみわざ
であった。

これを、実感できるような教育を
あの日以来、追究してきたのである。

他人からみれば、たいへんユニークな発想ではあるが、自分にとっては自然であり、そこに、自分たるゆえんがあるわけである。


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