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力をつけるということ

「力をつける」とは、自分にとって
不可能にみえたことに挑み、それを
可能にすることである。

自分にとって不可能にみえる
こととは、ご先祖にとって、
不可能にみえたことである。

そして、ご先祖が果たせなかった
ことにあえて挑むことが、
これまた子孫の役割と思うわけで
ある。

その証拠に、ご先祖がすでに成し遂げたことを成し遂げたとしても、感動は、薄いわけである。

できて当たり前ととらえて
いるからむしろ「ホッとした」
という安堵の気持ちが強いのである。

対照的に、ご先祖が、果たせなかったことを成し遂げたならば、他人から
みたらどうでもよいことであっても、深い感動が込み上げてくるのである。

「力をつける」とは、自分の中では、そういう解釈をしているわけである。

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