中高生向け経済学習会 初回 マネープランゲーム
個別指導塾Open mindの田中です。
当塾では、中高生むけに経済の学習会を行っておりその経過をnoteにて報告しています。
今回は初回のマネープランゲームを行ったのでその内容と学習の際に意識した事、受講生の感想をまとめる。
実施日:2021年4月14日
内容:生活設計・マネープランゲーム (一般社団法人 全国銀行協会)
趣旨:
人生の20代〜30代を体感し、経済学習の必要性を実感する。
ゲームの方法:
①各自職業を決める(高給、普通、低給の3パターン)
②非消費支出から手取り額を計算する
③自動車の購入、生活費、結婚費用、子供の養育費に応じて貯蓄や借金を体感する
結果:
高給な職についた方が1,000万円〜2,000万円の貯蓄
その他の方はが数百万〜2,000万円程度の借金となった。
学びのポイント:
1.非消費支出がある事を知る
税金や社会保障費の計算方法を学んだ。
今後の授業で税金や社会保障について詳しく学習するので、今回は給料から差し引かれるお金が非消費支出として存在するという説明で話を止めた。
2.教育資金
子供一人の学費で1,000万近く掛かる事を理解した。
3.ローン、金利
住宅を買うなど大きな金額の買い物をする際にはローンという仕組みがある事を理解した。結論は現金一括で買う、もしくは頭金をできるだけ多く支払える状態で低金利でお金を借りる事ができる金融機関を探すとした。
金利に関しては、今後の授業で詳しく学習する。
(短期金利、コール市場、長期金利など)
今日のゲームを通じて「経済を学ぶ意義は何か」という問いに対する受講生の回答
・経済を学ぶという事は、生活や社会に出た時に必要であるものだと思った。(中二生)
・経済を学んでいなければ、お金の使い方が荒くなり実際に借金(住宅や車のローンなど)をしてしまうと考えた。(中二生)
・リスク回避と得をするため。(高一生)
・自分の将来のためでもあり、家族のためでもある。(高一生)
個人的にはこのワードが最も印象に残りました。
・人生
・知らぬが一番怖い、何も知識がなければ計画が立てられない。
・自分の将来や生活を安定させるために必要だと感じた。
・収入から逆算して生活水準を考えようと思った。(高一生)
次回
第二回は希少性、機会費用、トレードオフ、生産性などの学習を行う。
学生主体で議論を交わしながら学習会を進められるよう準備します。
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