中高生向けに経済の学習を開始するにあたり

大阪で個別指導塾 Open mind を運営している田中勇貴です。

いよいよ明日から当塾の塾生向けに社会学習の一貫として経済の基本を学ぶ学習会を開始致します。今後当塾の取り組みとその経過や効果をnoteにて皆さんに共有して参ります。

【学習方法】

指定教材:アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書(フォレスト出版)

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学習方法:事前に同教材にて予習範囲を指定、学習会にて言葉の定義の確認を参加者同士で行う。簡単な記述問題を提示し各自で回答を準備し、議論を行う。

(例)生産性とはインプット(生産要素投入量)に対してどれだけのアウトプット(商品)を得られたかである。

問:ある同じ業務を任せられたAさんとBさんがいる。Aさんは2時間で、Bさんは3時間でその業務を仕上げた。AさんとBさんのアウトプットが同じ質であった場合、どちらの方が生産が高いと言えるか記述しなさい。

以上の議論を踏まえて自身の活動に「生産性」という考え方をどのような場面で取り入れるか考えて記述しなさい。

 学習会で疑問に思った事を調べて次週の授業時に学習会のメンバーへ報告を行うなどを行いながら、テキストを読み進める。

学習予定(4~6月):希少性、トレードオフの関係、単利と複利、給与所得、人的資本、経営、資金調達、株式会社、貸借対照表、損益計算書、収益と利益、価格

【経済学習を開始する背景】

 本コースを開始した理由は、生徒が経済やお金について知り、考える場が必要であると考えたからである。

 社会構造の基本理解を深める事や日々変化する社会への興味・関心を持つことで、生徒達が豊かな人生を歩むための基礎知識を身につける場が必要であると考えた。

 簡単に申し上げると、子供たち(日本人?)に経済・お金の知識が足りないからである。

学生の多くは進路選択を容易に大学の偏差値や会社の知名度などで決めてしまっている。

しかし、これは仕方ないという一面もある。

経済やお金の事を学習していないにもかかわらず、適切な進路選択ができるだろうか。

経済を中心に学習への興味を広げる事で、生徒には最大限の能力を発揮していただきたい。

延いては、生徒が心身ともに健康に豊かな生活を送りながら経済活動の主役として活躍される事を期待するものである。

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