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藍の沼ー藍染めの深〜〜〜い話

藍染めの歴史・効能・応用方法を調査・検証しているうちに、脱出不可能なほどハマってしまった藍の沼。この甘美な沼は、歴史や自然科学などの思わぬ発見に満ちています。溺れながらもがきなが…
他では書けない藍の専門的な(というかオタクな)記事をここにまとめています。
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#藍染

いい藍色は元気な土から(2)

 質の良い染料原料としてタデアイを栽培するために、「土」が大事だという話を続けたいと思い…

いい藍色は元気な土から(1)

 植物由来の染色は、原料植物の育った環境が大きく影響して、結果となる染色に全てが反映され…

手がかりの「数字」、経験者の「目分量」

 ちょっとモヤモヤしているのでまとめてみます。 レシピとしての数字 ものを作る時、それが…

万祝博覧会に行ってきました

 とても充実した展示で、勉強になりました。会場へ向かう前に、オンラインで万祝シンポジウム…

藍(タデアイ)叩き染めのポイント

 タデアイを栽培したことのある人の多くが楽しまれてきた叩き染め。今回は「できるだけ葉の形…

まぎらわしい藍 ー天然か合成かー

 関係者も愛好家もモヤモヤし続けている「藍染の品質表示がまぎらわしい件」について、あえて…

藍染めで儲けられるか?食べていけるか?3

 毎回不完全燃焼に終わるこのタイトルで、しつこく3回目の更新です。前回の2から1年半以上経過し、その間に展開した諸々の取り組みの中で多少アップデートしたことがあるので、そこを踏まえて記録したいと思います。  が、今までより突っ込んだ内容になるので、今回は有料マガジンに投げ込むことにします。藍染に真摯に向かい合っている人、向かい合おうとしている人に呼びかけもあります。つまり、ここにきて初めて、ちょっと具体的な試みの提案をしようとしています。  つまりつまり、やっと「どうやったら

藍の生葉染 絹を澄んだ色に染めるコツ

 タデアイの生葉で、澄んだ色かつ色落ちしにくく染めるコツ、のご案内です。でもこの方法は、…

【重要】久留米絣の藍菌レポート(2)

 先の「久留米絣の藍菌レポート(1)」から、昔ながらの藍染に伝えられてきた特徴と藍菌の関連…

【重要】久留米絣の藍菌レポート(1)

 このレポートに出会ったのは昨年の夏でした。藍染をする人にとって重要課題である「藍建て」…

顔料にも染料にもなる藍

 天然の藍があり、合成の藍も登場し、顔良の状態でも流通しているし、染料の状態でも手に入る…

藍染めと灰

 もうそもそも日々の暮らしに灰が存在しないという苦境。ご先祖様たちは想像もしたことがない…

ガラパゴス化している日本の藍染め

日本の藍染めは良くも悪くも独特なんだなと感じているこの頃です。