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吉野で見た夢|春日宮と志貴皇子

▲ トップ写真:夢のわだ(奈良県・吉野)

以下は、2020年10月関西聖地巡礼時、奈良県・吉野の宿で見た不思議な夢の記録日記です。

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16時半、金峯山寺での勤行(ごんぎょう)を終え、宿で晩ご飯を食べたところ、眠気が襲ってきて20時ごろ寝入ってしまった。

そしたら、先ほど夢を見た。

私は、ある家庭内にいた。その家庭は家庭崩壊を起こしており、色々展開はあれど、最終的にはその子供たちを軽く助けたような形に終わる。

突然、場は一点。キャバクラのような場所にテレポーテーション。私はいち従業員として働いているようだった。その場に居る人々を、冷静かつ客観的に観察していた。決して品の良い場所とは言えない。女性も男性も皆荒々しく、女も女、男も男であった。

その中のある男性客に誘われるが断り、外に出る。碁盤の目の街を1人歩く私。現代的なビルが立ち並ぶ、まるで札幌・大通のような街だった。建物と建物の間(アスファルトの道路)が広い。

歩いていると、後ろから大きな声が聞こえた。振り返ると、サックスの入ったカバンを持った太めの男性が。そして、側にはもう1人、トランペットを持って、メガネをかけた小柄の男性がいた。

2人はかなり酔っ払っており、ふらつきながら大声で立ち話をしている。これまた札幌。大通・二条市場のような暗がりで。

さらに場は一点。今度は地下にあるライブバーのカウンターに、4人の男性ミュージシャンと私が座っている。

そこで、太ったサックス奏者と小柄のトランペット奏者がセッションを始める。隣に座っていた、酒に呑まれていないミュージシャンが私に話しかけてきた。何を語ってきたか忘れてしまったが、彼にだけ良い印象を持つ。「その男性についていってみようかな?」と思った瞬間、半分夢から覚めた状態になった。

そこで急に夢のストーリーとは全く関係のないところから、ある女性が語りかけてきた。

「案内しましょうか?」と。まるで「天の声」のように。

「あ…どうしよう…」とちょっと怖くなり迷った瞬間、完全に目が覚めた私。その目が覚めるか覚めないかギリギリの瞬間に、「春日宮」か「春日野宮」という文字が見えた。

私は飛び起きてすぐさま携帯を手に取り、「春日野宮」「春日宮」を調べる。

春日野宮はなかった。「春日宮」のようだ。「かすがのみや」と読むらしい。

Wikipediaの情報によると、春日宮には、皇位とは「無縁」の文化人・歌人として生きた志貴皇子(しきのみこ)が座すとのこと。天智天皇の第七皇子にあたるそうだ。

天智天皇と持統天皇は、「瀬織津姫」絡みから、詳しく知りたいと思っていた天皇・皇后である。吉野・某瀧を案内してもらった時にも持統天皇の名前が話題に上がった。

しかも、「無縁」は、最近お気に入りの言葉である。

行ってみるしかないだろう。ちょっと怖いが…。
なぜ怖いのか?
夢の中で聞いた、あの声の主は?
でも、志貴皇子さんに逢ってみたい…。行こう。

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夢の前半は脈絡がありませんが、何かヒントが隠されているかもしれないと思い、全て書き残しておくことに。ラスト、突然のダイレクトな導きに驚きました。しかも、非常に強く、クリアなメッセージでした。

このようにして、夢で「春日宮」というキーワードを得た私は、吉野を出発し、実際春日宮へと向かいます。しかし、私のたどり着いた春日宮は、明日香に在る、小さな、小さなお社でした。

▼ 春日宮(奈良県・明日香村)

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分社なのでしょうか。歌を奉納してみましたが、何も感じられなかったので、一旦スルーしたのを覚えています。

最近改めて調べてみたところ、奈良市・矢田原、奈良公園の南東部に「春日宮神社」が。そして、その北に志貴皇子の陵墓である「春日宮天皇・田原西陵」もありました。次の奈良聖地巡礼の際は、必ず立ち寄る予定。

次回は壬申の乱に触れつつ、志貴皇子さんについて新たに調べたことも記録しておこうと思います。

志貴皇子さん、謎に包まれた、興味をそそる方なんです。お楽しみに。

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