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#7 自社製品コンセプト

ようやく工房の工事が落ち着き、人に会う時間が出来たので多くの方にお会いさせて頂いて、さまざまな刺激を頂く日々に変わってきました。
その中で、質問の多かったこと。
「もっと商品はないんですか?」

奈良で始めたばかりで、自身のこと知ってもらう為に昨年生産したTシャツだけを抱えて、イベント出展を続けてきました。
なので、染師よりもアパレルブランド的なイメージの方が圧倒的に先行している印象です。

Tシャツについて

企画中は一生懸命、noteの記事にしていたんですが、販売開始と同時に夏の刈り取りが始まり、販売開始と共にそれなりに注文も頂き、滞ってしまっていました。
結果、現在どうなっているかというと、154着中115着販売。
これがどういう数字かは分からないですが、卸1店舗(8着)以外、全て手売りしました。(SNSからの流入でECでも少し販売。)
無名だからこそ出来たことだし、逆にそれ以外方法が無かったのが本音です。
今、追加生産が出来るかどうかの確認、予算確保、工場との時期相談、パターンの調整の準備をしています。

Indigo Classicのキャッシュポイント

現在のメイン売り上げは事業者様からの染色依頼になっています。
あとは、自社製品の販売売上。
今月からはワークショップも始まりました。
上記3つのキャッシュポイントで運営しております。

自社製品コンセプト

上記で挙げたように染色依頼が売上の大半を占めている為、製品は拘り抜き切ることが出来るんです。
コンセプトは「10年経っても使いたい(着たい)と思えるか。」
トレンドは毎年変わり、追い始めると沼にハマってしまいます。
ただ、そんな中でも何十年とデザインが変わっていない商品もあります。
そんなブランドを目指していくのがIndigo Classicです。

「今シーズンはこれ着て、また来年は新しい商品買って下さい!」みたいな提案はしません。
実際に昨年Tシャツをご購入下さった方から頂けるお声は「良い色落ちしてきたよ」が圧倒的に多いです。
僕が思い描いたIndigo Classicの在り方になっています。
一年かけて少しずつ変化していき、その変化を楽しむ。
天然染料ならではの長いスパンで色を楽しむことが出来るんです。

自社製品は基本的には年に1型を想定しています。
それも僕が自信を持ってオススメできるモノが出来た場合のみの1型です。
少しずつ時間をかけて、Indigo Classicが思い描く世界観を提案していきます。

僕は選択肢が多過ぎることをあまりポジティブに捉えていません。
Indigo Classicは
「Tシャツだったらこれ。」
「バッグだったらこれ。」
「アウターだったらこれ。」
のように選択肢を増やさない製品展開をイメージしています。
モノや情報が溢れている昨今。
選ぶことが当たり前になっているからこそ、無意識に行う「選ぶ」という思考を極力省きたかったんです。
これが冒頭の質問の答えになるんですが、「あえて少なくしている。あえて何型も商品開発しないんです。」

まだまだ始まったばかりの無名の強気ブランドですが、商品が出来た時には是非一度ご覧頂けると凄く嬉しいです。

最後に告知

現在、本気のトートバッグを企画しています。
まだ出来上がるまで少し時間がかかりますが、来月中旬には出来上がる予定です。
またお知らせいたしますので、乞うご期待!

WebSite:https://indigoclassic.sakura.ne.jp/index.html
Instagram:https://www.instagram.com/indigo_classic_nara/

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