小さなカフェで開業したい方向け コーヒー豆の売り方講座
こんにちは。イチカワヒロトモ(いっちー)と申します。
焙煎士歴13年。
今まで、コーヒー専門店や純喫茶、カフェ、キッチンカーでの移動コーヒー販売など、色々とお店の立ち上げを行ってきました。特にコーヒー豆の自家焙煎販売が得意です。
詳しいプロフィールはコチラからどうぞ。
コーヒーショップの競争がますます激化しています。以前は定年退職した人が退職金を使って喫茶店を開く・・・なんて時代もあったようですが、今や老若男女問わず参戦してます。
「コーヒーの焙煎なんてだれでもできるだろ」って思われてそうでちょっとシャクですが、その通りです。誰でもできてしまいます。
東京には、同じ駅に何件も自家焙煎のカフェが乱立する始末。おかげさまでお客様を食い合って、昔みたいに店出せば儲かる時代ではありません。みんな生き残りに必死ですし、これからはもっと必死にやらなくてはなりません。
努力の方向性は色々あるでしょう。しかし、ここではあえて王道の戦略を提示します。
王道だけに、ある程度の再現性や普遍性をもった情報になると自負しています。乱立する自家焙煎カフェのド真ん中を行くことを貫き、他のカフェを寄せ付けず、ブルドーザーのようになぎ倒して突き進む、圧倒的強者になる為の戦略です。共存共栄?クソ食らえです。(言葉悪くてすみません)
とにかく豆を売れ! 豆売りのメリットを挙げてみる
小さな規模の自家焙煎カフェならば、コーヒーの豆が売れないと話になりません。ドリンクやスイーツ、フードメニューを頑張ったりするのももちろん有効です。ただし、スタバなど大手カフェチェーンや通常のカフェなどと張り合って消耗するのは愚かです。
自家焙煎店なら、その最大の武器を使って利益を最大化することが王道。
つまり、「コーヒーの豆売り」です。
豆売りを伸ばすメリットは、ものすごく大きい。例えば次のようなものがあります。
ざっと考えただけでも、これだけのメリットが出てきます。
小規模なカフェこそ豆売りに注力すべきです。特に、これから低資金で、小さい坪数でカフェを開業される方は、コーヒーの豆売りは大きな武器になるでしょう。
コーヒー豆を売るための販売許可のことなど、基本的な事柄はブログ記事にしています。必要な方はご一読下さい。
ブログ記事:コーヒー豆の販売に許可は必要?【豆の個人販売のやり方も解説】
自家焙煎しただけでは、コーヒー豆は売れない
焙煎機を導入するカフェやコーヒーショップが増えています。
しかし、店内に大きな焙煎機があるのにも関わらず、主要な売上はドリンクなど喫茶メニューに頼っている、というお店がほとんどなのではないでしょうか? それでも開店当初は良いのですが、喫茶だと回転に限界がありますので、売上の伸びが比較的早い時期に頭打ちになります。
せっかく自家焙煎しているのであれば、コーヒーの豆売りを頑張り、売上を劇的に伸ばしていきたいところです。
ただし実は、コーヒー豆の売上をつくるには、自家焙煎かどうかはあまり関係がありません。豆売りのポイントはいくつかありますが、大きく影響するコツはひとつだけです。
そして、ほとんどのお店がここを押さえていないが為に、コーヒーの豆売りを伸ばすことができずにいます。
豆売りの本質とは?
多くの人が間違うポイントですが、自家焙煎であってもカフェでは豆は売りにくいです。カフェは「お茶をする場所であって、豆を買いに行くところではない」からです。お客様の来店動機が違うんです。
豆を売りたいのであれば、お客様から見たお店の印象が、「コーヒー豆売り屋」である必要があります。店のファサード(正面からみた感じ)から、豆売店の雰囲気を出さなくてはいけません。
「コーヒー豆を買いたいという来店動機を持ったお客様の為のお店作り」これを意識する必要があります。店のレイアウトを豆売り中心に組み立てるのです。
お客様が豆を買うときに気軽に寄れて、豆を買っただけでサッと帰れる雰囲気があるかどうか。ここがポイントです。
コーヒー豆売り店は、本質的にはカフェや喫茶店ではなく、食品販売店なんです。ここを間違ってはいけません。
「でもそうするとドリンクなど喫茶メニューの売上が低迷するのでは・・・?」という不安もあるかと思います。そのような方は次の図をご覧下さい。
赤い線がドリンクなどの喫茶類の売上額、青い線がコーヒー豆売り類の売上額です。数字はあくまで例というかイメージですが、売上の伸びの曲線はある程度、現実に沿ったカタチです。(実際には、豆売りが最初からドリンクを上回るお店もあります。)
ドリンクは最初から売上を作れますが、やがて伸びなくなります。豆売りは、最初こそ少ないものの、ずっと伸び続け、オープンから数年後も伸び続けています。
私が立ち上げに関わったコーヒー豆売り店は、そのほとんどがこの曲線と似たような数字の伸びを見せました。
どうしてこのようなことになるのでしょうか?
豆売りの売上には天井が無い
コーヒー豆売りの売上って、頭打ちになることが無いんです(厳密には、なりにくいです)。工夫すればするだけ、お客様が積み重なれば積み重なるだけ、増えていきます。
ギフトやドリップバッグなど、関連の商材も売れます。コーヒー豆の需要って、自宅用だけではなく、ギフト用の需要もかなりの割合を占めます。これは重要なポイントです。
さらに、コーヒー豆ならばネット販売も可能です。特に宣伝しなくても、店の知名度が上がるにつれ、地味にネット販売も伸びていきます。
このように売上が積み重なっていき、喫茶と異なって小さいお店でも大きな売上を作れます。
この為、コーヒー豆売りは、やり方次第でどこまでも伸ばすことができます。我々の店の豆売りは創業から5年、ずっと右肩上がりです。
ドリンクなどの喫茶類だとそうはいきません。席数や時間で限度があります。ただし、開店当初は喫茶類の売上の方が作りやすいです。反対に豆売りが軌道に乗るのは、ある程度の期間がかかります。
喫茶の売上は比較的簡単に作れますし、コーヒー豆が売れる店つくりができていれば、喫茶は自然と上限いっぱいまで売れます。コーヒーが美味しい店だとお客さんが認識してくれるからです。
ですから、店のレイアウトは豆売りを中心に考えるべきです。
脳内検索で第1位に選ばれるコーヒー店であれ
お店周辺を生活圏としている人が、「コーヒー豆が欲しい」って思ったとき
脳内の検索で一番先に出てくるロースタリーカフェになる。
ココをなんとしてもクリアする必要があります。その為には、その地域でコーヒー豆売りの一番店になる必要があります。その為の施策・方法をこの講座では説明していきます。
せめてこれら項目は、競合店より上に行きたいです。全部コーヒー豆売りに関することです。専門店としてお客様に認識され、コーヒー豆を買うときには第一に選ばれる店になる為です。
まずはここで競合店に差をつけることに注力します。ドリンクやスイーツ、フードなどでお茶を濁してる場合ではありません。ロースタリーカフェとして、コーヒーの豆売りとしっかり向き合いましょう。
味の追求ばかりに明け暮れるのは、二流。
この教材では、焙煎のやり方など味作りに関しては触れません。重要なポイントですが、「味の良さ」は売上げに対する影響が限定的です。しかも美味しく焙煎することは、そんなに難しいことではありません。
世の中には焙煎のノウハウが多く出まわってますし、私の運営するブログでも無料で情報を公開しております。よかったら、読んでみて下さい。
ブログ記事 : コーヒー焙煎のやり方講座 【初心者〜プロまで完全解説】
売上作りの本質は、先ほども書いたように「お客様の脳内検索で1位をとること」です。さらにもうひとつ、大事なことを付け加えると「リピーターの獲得」です。
その為には、
①店をコーヒー豆売り店としてお客様に強く印象付け、
②豆を購入されたお客様の満足度を「リピートしてくれる水準まで満たす」、
このふたつを両方達成する必要があります。
ちなみに、②の水準を満たす満足度を100とすると、その満足の内訳は次のようなイメージです。
コーヒー豆の味や品質も重要ですが、それ以外のことが多くを占めています。自家焙煎店の多くのマスターは、味の追求に明け暮れる傾向があるかもしれませんが、それはかなりコスパが悪い努力だということです。
味の追求に関して言えば、80点をとっておけば及第点。その水準までなら一瞬で到達できるので、それ以外のことに注力しましょう。味の追求ばかりしている間は、お店として二流です。
そしてこの教材には、お客様の満足度100を実現し、彼らの脳内検索で「コーヒー豆売り店第一位」を獲得する為のノウハウを詰め込みました。
✓お値段は「16,000円」です
飲み会3〜4回分程度の価格です。
ここに書かれたやり方を踏襲すれば、コーヒーの豆売りは1日で数万程度の売上は狙えるでしょう。店によっては月間でコーヒー豆売りだけで7桁以上の売上を狙うこともできます。費用対効果を考えると、「秒」で回収できます。
投資の金額としては、格安です。
実は、とある有名ビジネス系インフルエンサーの方にアドバイスいただいたときにこの教材を見せたら、「安過ぎる!」と言われました。(笑)
私は東京で一番豆売りが成功している企業で5年勤務し、そこで4店舗ほどお店の立ち上げを行いました。4店舗とも別業態で、色々な豆の売り方を経験させてもらいました。その後は会社を移り、新規事業としてゼロから4店舗、ビジネス街、住宅街、商業地など属性の異なるエリアにそれぞれ出店し、その全ての店を軌道に乗せてきました。
また、開業コンサルとしても都内・地方問わず、業態問わずに、お店の立ち上げを支援させていただいております。
その中で、コーヒー豆売りのノウハウを数多く積み上げてきております。
この「自家焙煎店のコーヒー豆の売り方講座」には、焙煎士として、またコーヒー豆を売る商売人としての10年以上の試行錯誤の結果が詰まっています。要は、そこらの有料情報教材とは、ノウハウの裏にある思考量や行動量、経験の質が違う、ということです。
これからお店をはじめる方の試行錯誤を、少なくとも3〜4年程度はショートカットさせるくらいの力はあるつもりです。
今までアップデートを重ね、気がつけばコンテンツがかなり増え、トータルで35,000字以上のボリュームになってました。
今後もアップデートしていきます。今、購入される方は、もちろん追加料金なしで追加カリキュラムやアップデートした内容を閲覧することができます。
動画教材も順次投入しており、最終的には25,000〜30,000円程度の価格になる予定です。現状、非常にコスパが良い教材になっているかと思います。
✓教材を購入した方の声
既に購入された方の感想をご紹介します。
✓教材を購入する前の注意点
注意点があります。下記の3つです。
当たり前の話ですが、念の為です。
教材を買ってノウハウを頭に入れても、行動しなければ意味がありません。実際に手を動かすのは読んだあなたです。
また、再現性ですが地域特性や時代によって細かいカスタマイズは必要です。いろいろなノウハウをお伝えしますが、お店によって効くモノ・あまり効かないモノが出てきます。
トライ&エラーを繰り返し、施策に優先順位をつけたり取捨選択する必要があります。
とはいえ、間違いなく豆売りの売上作りの参考にはなるでしょうし、豆売りは正しい努力をすれば必ず積み上がっていくものです。やればやるだけ効果も出るでしょう。取り組む価値は高いと考えています。
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最初のマインド編まで、無料で公開します。
それでは、前置きが長くなりましたが、ここから講義がスタートします。
1.コーヒー豆が売れる店作りに必要最低限必要なマインドとは?
コーヒー豆が売れるのは、極論を言うと美味しいからではありません。
美味しくなくても、豆は売れます。その証拠に、某大手コーヒーチェーンは焙煎から数ヶ月経った美味しくない豆を大々的に売りさばいています。しかも、それなりの高い値段で。
コーヒー豆が売れる要因は、大きく3つあります。
まず第一に、印象。
「その店で売っているコーヒー豆は、なんとなく良さそうだから」
という印象です。コーヒーが美味しそうな印象が大事、ということです。印象という何とも非常にふわっとしたものが重要です。人もお店も見た目が9割。実際に美味しいかどうかよりも、印象の方がまずは大事です。
第二に、思い出してもらうこと。
「コーヒー豆を買いたい」と思ったときに、まっさきに思い浮かべられる店である必要があります。店の周辺を生活圏としている人の脳内検索で1位を目指しましょう。ここをクリアしないと、「お客様のなかで存在しないお店」になってしまいます。
第三に、リピーターを獲得すること。
お客様の満足度を満たし、期待値をちゃんとクリアするサービスを行っていると、リピーターは自然と積み上がっていきます。そして、コーヒーの豆売りはドリンクなどの喫茶メニューとは異なり、上限なく売上げが積み上がっていく商材です。そしてリピーターを確実に積み上げる為に、お客様の期待値の内訳を冷静に見る必要があります。
ここで挙げた第一から第三の要因に対して対策をすることは、お客様の内面に働きかける、ということです。お客様の意識や感情、ときには無意識にまで働きかけるように、商売を組み立てる必要があります。
焙煎機に向かって、ひたすら焙煎の追求をしているヒマなんてありません。お客様の内面に向き合うことに時間と労力を使いましょう。
この教材は、その為のノウハウを提供します。
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