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「ビジョンに向かって進む」が「猪突猛進」にならないように、バランス点をどう見出せばよいかーー


「目標と輝く光に 目をくぎ付けにして まっすぐに突進する雄牛」

アリスベイリーの『光線とイニシエーション』の朗読対話会に参加していた時、「目標と輝く光に目をくぎ付けにしてまっすぐに突進する雄牛」というフレーズが出てきました。

~私の脳内イメージ~

この文章に出てくる雄牛は、誕生日星座とは全く関係が無いにも関わらず、牡牛座生まれである私は、このフレーズがとても印象に残りました。前後の文章を読んでみると、

水瓶座(アクエリアス)が示すように奉仕する」グループとはハイラーキーである。

「上昇の道での歩みを速められる」グループは、世界奉仕者の新集団である。このグループは牡牛座に支配されており、グループに対して聖なる牡牛座のエネルギーは「イルミネーションとヴィジョンの達成」をもたらす。このグループは比喩的に言って、「目標輝く光に目を釘付けにしてまっすぐに突進する雄牛」である。

アリスベイリー『光線とイニシエーション上』p294

とあります。
実際にどんな対話をしたかはここでは省きますが、対話を通してうまれた問いは次の通りでした。

【対話によってうまれた問い】

もし、未熟な見習いの雄牛さんだったら―
盲目的な「猪突猛進」にならない為には、どうバランス点を見出せばよいのだろう?

つまり、直観の光をマインドで受け取るのがまだ未熟な状態…インスピレーションを歪めて解釈してしまう状態に自分がいる時、

ビジョンに向かって進む」が「猪突猛進」にならない為には、どうバランス点を見出せばよいのだろう。

(王道の問答としては「中庸の道」がこたえとなるかと思います。でも、このブログ記事では、自分の為にも、起きたプロセスを書き残しておきたいと思いました。というのも、これまでにも口にしていた「中庸の道」という言葉が、より深く、伝わってきた瞬間でもあったからです。)

「中庸の道」とは?ーーでも、その前に連想した様々な「バランス点」

ちょうど今の時期が天秤座という事も重なり、対話の相手の方から「バランス点」という言葉で問いかけられた時、ハッとしました。
というのも、少し前に天秤座のお友達と会ったり、中心点を意識する機会があったり、天秤座の占星術記事を目にする事があったからです。はて。私は日常生活では、バランス点をどうイメージしていたのだろう?

天秤のような
価値観Aと価値観Bを体験してみて、経験を通してバランス点を見出す。
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両輪(歯車)のような
育児と仕事の両輪といった兼ね合いバランス

●コマ回しのような
自律して回る。が大切。例えば、プロジェクトがそれぞれ回っている

●やじろべえのような
例えば、心のバランス。支点をどこに置くか。
ㅤㅤ
おきあがりこぼし
ストレスで凹んでも、寝て朝になったら快復できてる。重心が要。

こうしてみてみると、私は普段、上から2つはあまり意識しておらず、下3つをイメージする事が多いように思います。

中庸の道とは?

さて、手元にある本で「中庸の道」が出てくる節を探してみると、関連して次の事が書いてありました。

天秤座の宮のもとに転生したとき、注意深く相反する対をなすもののバランスをとり、偏った発達を均等にし、それまでの偏った努力を修正し、「一定の歩調で歩み」始める。
次に彼らは多くの場合、水瓶座の宮に入り、水を運ぶ者になり、「生ける水の鉢を頭の上に乗せて」運ぶようになる。そうすることでイニシエーションの山に登る速度を修正しなければならないのである。
-中略-このようにして「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になり」、野うさぎと亀はゴールで出会うのである。

アリス・ベイリー『魂の光 パタンジャリのラージャヨガ経典』p61

こうしてみていくと、「相反する対をなすもの」「中庸(ちゅうよう)の道」という言葉が、とても深い意味合いに感じられてきます。下記の文章で今日のブログを締めくくりたいと思います。

識別平静の実践を通して辿る相反する対をなすものの間にある狭い道が平衡の道バランスの道高貴なる中庸の道である

アリス・ベイリー『魂の光 パタンジャリのラージャヨガ経典』p317


※この本に書かれている主題は、ブログとは違うテーマです。今回は文章の一部を自分にひきつけた気づきでした。


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