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【動画】SEED TO CUP コーヒーができるまで 〜インドからあなたへ〜

こんにちは、インド産コーヒーインポーターのメルティコーヒーです。

今回は、インド産コーヒーがどのようにしてみなさんのところへ届くのか、かんたんな動画をつくってみました。
動画編集技術がほぼ皆無なので、説明を書こうと思います。( youtuber には、なれません… )

まずは、動画をぜひごらんください!


① 農園はどこにあるの?


私がインポートしているコーヒー農園は、南インドのチクマガルール地域にあります。都市部であるバンガロールから車で約6時間かかります。農園までの移動手段は、車です。鉄道であれば、最寄駅のマンガロール駅から車で約2時間です。インド産コーヒーの半数以上が、チクマガルール地域で生産されています。インドの大手コーヒーチェーン店Cafe Coffee Dayの自社農園もこのチクマガルール地域にあります。
Cafe Coffee Day って、なに?と気になる方は、こちらの記事もぜひよんでみてください。



農園到着まで移動に半日かかるので、休憩をとりながらすすみます。インドでは、インターチェンジなどの施設はないですが、ところどころレストランやブレイクポイントがあるので、食事をしたりチャイを飲んだり、トレイにこまることはありません。

② 森の中のコーヒー農園



私たちのコーヒー農園は、標高1,200m〜1,400mの山の中、森の中にあります。森へあしをふみいれると、澄んだ空気と、鳥のなきごえがとっても心地いいです。サルやバイソン、イノシシなど野生動物もたくさん生息する森の中で、コーヒーはたいせつにそだてられています。ここでは、年間100トンものコーヒーが収穫されます。
たくさんのコーヒーが育てられるのは、めぐみの雨のおかげといっても過言ではありません。チクマガルール地域は、雨季の時期( 6月〜8月 )は、最大で1ヶ月に320mmもの雨が降ります。6月〜8月の3ヶ月の降雨量をチクマガルールと東京でくらべてみると、約1.5倍ほどちがいます。日本でもおなじ時期に梅雨になりますが、毎日雨でイヤになりますよね?あれの、1.5倍だとおもうと、ちょっとゾッとしますね…。
でも、たくさん雨=水は、コーヒーつくりにとってとても重要な存在なんです。

③ 収穫・精製発酵・乾燥


インドのコーヒー収穫最盛期は、12月〜3月。
雨季が終わり、白い花が咲いたあと、まんまるでかわいらしいコーヒーチェリーが真っ赤に熟しはじめます。
ひと粒ずつ、キズがつかないようにていねいに収穫していきます。ピッカーたちは、1人で1日に約30kgものチェリーを収穫します。

収穫されたコーヒーチェリーは、マシンをとおって果皮と果肉がとりのぞかれます。わずかな果肉がついたまま、水がはいったタンクで発酵がスタートします。

発酵することで、種のまわりについている果肉を完全にとりのぞくことができます。
果肉がとれたあとは、天日干しで乾燥させます。その後脱穀すると、「コーヒー生豆」の完成です。

④ 国境をこえて、日本へ到着!


いろいろなチェックを受け、手続きをパスし、5000kmの距離を超えて日本へついに到着です。( この通関手続き業務が、メルティコーヒーのメインとなるお仕事のひとつです! 

⑤ コーヒーは、分業制



日本に到着したコーヒー生豆は、各コーヒー店へと届けられます。
そこで、ロースターさんたちが、焙煎をします。コーヒーは、産地や品種、精製方法などで豆がもつ味わいがおおきく違います。なので、それぞれの個性を最大限に引き出す焙煎をするために、カッピング(テイスティング)作業をくりかえし、プロファイルをつくりあげます。

ロースターさんによって完璧に焼き上げたコーヒーは、バリスタによって最適な抽出がほどこされます。焙煎度合い、抽出器具、コーヒーの挽き目、その日の天候などでコーヒーの味わいは日々変化していきます。バリスタは、すべての状態を見極めて抽出をおこないます。



こうしてコーヒーは、わたしたちのもとへやってきてくれるんですね。
たくさんのひとのテマヒマや、想いがつまった “ コーヒー “ 。
メルティコーヒーは、「このコーヒーを、もっとおいしくしたい!とどけたい!」と、活動しています。インド産コーヒーにすこしでも興味をもってもらえたらとってもうれしいです。




ここまでよんでくださって、ありがとうございます!あなたのステキなコーヒーライフをぜひ楽しんでください!



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