REAL VOICE #03「フレックスタイム制の勤務形態について」
皆さんこんにちは!
「REAL VOICE」第3回目は、西塚さん、高橋雄一さんのお二人にインタビューしました!今回のテーマは、「フレックスタイム制の勤務形態について」です!
お二人とも、通勤時間や勤務形態など色々工夫しながら、効率よく業務を進めてくれています。
当事務所で採用している「フレックスタイム制」については、求職者の方も気になるところだと思います。このため、今回は、実際にフレックスタイム制で勤務してみての感想や、良い点悪い点など、包み隠さず、率直に意見を聞かせてもらいました!
1.フレックスタイム制での働き方について
(井上)お二人とも、今日はお時間頂戴しましてありがとうございます!本日のテーマは「フレックスタイム制の勤務形態について」です。よろしくお願いいたします。
(西塚、高橋)よろしくお願いします!
(井上)さて、当事務所ではフレックスタイム制を導入して早いもので4年半経過しましたね。従業員の皆さんに柔軟な働き方を提供したい、という思いで始めましたが、スタッフの立場からはどんな感じなのか、ざっくばらんにご意見を聞いてみたいと思います。まずはお二人それぞれの、普段の勤務時間帯について教えてください。
(西塚)私は、通勤で片道1時間かかるので、フレックスタイム制は非常に助かっています。10:00~15:00までがコアタイムになっていますが、コアタイム時間に間に合えば、出勤時間が多少前後しても問題ないので、安心感がありますね。私は普段は、10時に出勤して18時頃に退社する、というケースが多いです。遅い時でも、退社は19時半くらいでしょうかね。
(高橋)私は朝、子供を保育園へ送り、夕方迎えに行く必要があるので、事務所への出勤時間は、毎日9時半、退社時間は17時半くらいでほぼ固定しています。朝の出勤もピークから少し外れているので通勤渋滞もなく、非常に助かっています。
(井上)ありがとうございます。以前は、当事務所でも定時を定め、9時から17時までとしておりましたが、フレックス制度を導入して、皆さんも働き方に柔軟性が出てきましたね。
2.フレックスタイム制の感想など(良い点)
(井上)ズバリ、フレックスタイム制の勤務体制というのは、いかがでしょうか?まず、良い点をお聞かせください。
(高橋)フレックスタイム制では、時間の融通が利くので、通院や私用などでちょっとした用事があっても、有給を使わなくても時間を作ることができる、という点はとても良いと思います。そして有給はもっと別のことに使うことができるので、とてもありがたいです。
(西塚)時間の使い方に幅が持てるのでとてもありがたいです。私は釣りが趣味なのですが、例えば業務の仕方を調節して週の前半に仕事を頑張り、週末は早めに家に帰って休日早起きして釣りに出かける、といったことも可能です。
(井上)ありがとうございます。やはり、プライベートを充実することができる、という点は大きなメリットですよね。仕事とプライベートでメリハリをつけることができるのも、良い効果だと思います。
(西塚)時間を調整して早く退社するのも本人の自由ですね。罪悪感を感じることもないですし。忙しい会社とかだと、「お先に失礼します」が言いづらくて、なんとなくお付き合い残業になってしまうケースもあると思うんですが、当事務所ではそれはないですね。
(井上)確かに。これはとても良い点ですね!
3.フレックスタイム制の感想など(悪い点)
(井上)それでは逆に、フレックスタイム制のデメリットと感じていることはありますか?そのために事務所として対策すべき点などもあれば教えてください。
(西塚)みんな自由に勤務時間を決められることができる反面、他のスタッフとなかなか時間が合わせづらくなる、という点はデメリットとしてあると思います。業務の連携や、コミュニケーション不足に陥る可能性があるので、注意が必要ですね。
(井上)そうですね、会議をするときなどに、日程調整が少し大変になったり、下手をすると事務所に誰もいない、という可能性もあり得ますね。そういう時は、どういう対応が必要でしょうかね?
(西塚)会議の時は、皆で時間を合わせるために協力しあうことは必要ですよね。また、事務所に誰もいない時間帯が発生しないように、このあたりも出勤時間を見える化しておくことが非常に大事だと思います。
(高橋)私も、ミーティングなどの際の時間調整が難しい、ということは感じています。他の職員とのコミュニケーションが薄くなりがちで、共通認識の周知をキッチリやらないと浦島太郎になっていまう可能性もあります笑。
(井上)チーム単位で仕事をすることも多くあるので、コミュニケーションの取り方は難しくなりますね。
(高橋)このあたりは、ビジネスチャットの活用するのが非常に有効だと思っています。チャットで連絡を取り合うことで、会議自体を少なくできるという効果もあります。あとは、チーム単位でのランチMTGなんかも、定期的に開催して情報共有を図っています。
(井上)なるほど、チャットのメリットが、こういうところで活きてくるんですね。確かに、チャットはメールと違って、会話に近いメッセージのやり取りができるので、会議の省略にもなりますね。
(高橋)あと、フレックスタイム制のデメリットとして、オフィスの使い方が乱雑になってしまう点もあるかもしれません。帰ったのかまだ帰ってないのか、使いかけなのか、使い終わったのか分からなかったり・・・、ということありませんか?
(井上)ありますね。オフィスは固定席ではなくフリーアドレスになっている、という点も影響しているかもしれません。そのあたりも、一人一人の管理が問われるということなのかな。
(西塚)そうだと思います。勤務時間についても、スタッフ一人一人が自己責任で管理することが問われますので。もし甘えが出てしまうと、制度としては維持が難しくなると思います。
(井上)デメリットの方の話がだいぶ盛り上がってしまいました笑。でも、フレックスタイム制の制度は、これからも維持した方が良いですよね。
(西塚)はい、今言ったようなデメリットももちろんあるのですが、現在のメンバーは一人一人が制度に甘えることなく責任をもって仕事できていると思いますので。これからも維持してほしいですね。
4.働き方改革について
(井上)最近は働き方改革の機運も高まっていますね。会計事務所業界は残業時間も多いと言われている業界ですが、当事務所では敢えて、1日の勤務時間を7時間にしたり、残業を1分単位で計算したりなど、業界の中ではかなり奇抜な取り組みをしているのかもしれません。スタッフの立場から、率直なご意見などお聞かせください。
(高橋)前職まではずっと1日8時間という勤務が前提だったので、1日7時間というと、最初は違和感がありました。もらえる給料は同じでも、勤務時間は他社より少なくて良いわけだし、時間がはみ出した分はまた残業代としてコストがかかってしまうので、事業主としてはその分のコストも負担しているということですよね。
(井上)そうですね。私が以前勤務していた監査法人は、1日7時間が前提の勤務体系でしたので、その影響もありますが、なるべくダラダラ作業を避けたい、という思惑ももちろんあります。
(西塚)1日7時間勤務の会社というのは、ケースとして少ないですよね。その分、時間管理の能力が問われることになり、業務の質を上げていかないと成り立たない制度だと思いますので、限られた時間を以下に効率的に使うかということを意識して日々の業務を行っています。
(高橋)業務改善活動の観点から考えると、非常に効果的だと思います。やってる本人が、否が応にも時間を意識するので・・・。1分単位での残業代支給については、率直にとてもありがたいです。
(井上)労働基準法上は、1分単位での残業計算が原則なんですよね。勤怠管理システムを導入しているからこそできることでもありますが・・・。実際に導入してみると、経営者側にとっても、スタッフに無駄な残業をさせず、少しでも早く帰ってもらいたいと思うようになりますので、労使双方にとって、とても良いことなんだと思います。
(西塚)スタッフとしても時間管理の意識が強く身に付きます。
(井上)働き方改革の一番大きな趣旨は、労働生産性の向上、ということだと思いますので、これからも取組は続けていきたいと思います。お二人とも、率直なご意見をありがとうございました。良い面も悪い面も、色々お話しできたので、求職者がこれを御覧になったら、とても参考になるのではないかと思います。お二人とも、どうもありがとうございました!
(西塚、高橋)ありがとうございました!
(ご参考)
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回も是非お楽しみに!
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