【栃木SC】第34節 愛媛FC戦 マッチレビュー
2024.10.6
明治安田生命J2リーグ、
残り5試合を残して迎えた6ポイントマッチ『栃木SC vs. 愛媛FC』の個人的な感想・評価を述べていこうと思います。
※試合後1週間以上経過しており時代遅れですが失礼いたします。
因みに前提として、
・現地観戦場所はホームゴール裏最後列
・DAZN見返し
※いつもホームではメインSシートでの観戦ですが声で後押ししたいためにゴール裏観戦をしました。
スタメン
個人的に海外サッカーもそうですが、スタメンに関してはいつも異論を持たないようにしています。わたくしのような一般人には知り得ない、選手の怪我等の裏事情があることもあるので監督や運営などにしか分からない背景がありそうなので、今日の給食のメニューはこれか、くらいの感覚で見ています。
敢えて観たい選手を挙げるなら、個人的には石田選手を頭から観たいだろうか。
余談ですが、
◾️大森渚生 選手
◾️福島隼斗 選手
の2選手がJリーグ通算100試合出場の節目の試合ということで試合開始前にセレモニーがありました。この度は誠におめでとうございます🎉
前半
前半7分 大島選手シュート
佐藤祥のボール奪取から大島康樹へ繋いでフェイント入れてからのシュート。惜しくもポストを叩いてゴールならず。
このようなポストを叩いてゴールを逃すのは残留争いにおいて嫌な予感になるものなんですよね。
ただ、大島選手がボールを持った時の期待感は他の選手よりも感じるので信じ続けましょう。
全体としては、繋ぎを大事にするポゼッションサッカーをやや意識していたか。ゴールに迫る場面はお互いにあったものの、愛媛FCもクオリティの高いパス繋ぎができていなかったので、お互いに低クオリティで終始拮抗していた印象。どちらもミドルシュートなどはあったが枠外に飛んだり、ゴール前でのDFが上手く処理できていたように思う。
後半
前半と比べると幾分かオープンな展開だった。
どちらも素早く前からプレスをかけていき奪ったら前へ推進していく展開が多かったか。
栃木はロングボールを多く使って宮崎選手で落としたところを起点に展開する攻撃が多く見られた。過去の試合からも栃木SCとしても分かっているだろうが、是非このスタイルを前半から観たかった。また、落として起点を作れる選手が今後も居るのならばこのスタイルを研鑽していってほしい。
後半10分 🟨🟦大島選手ゴール⚽️
愛媛FCの深い位置でボール奪取に成功してショートカウンター炸裂。全体で前への意識が徹底されチャンスをモノにし切った。
後半13分 宮崎鴻選手シュート
青島選手のサイドチェンジを大森選手がドリブルで運びクロス。その後、愛媛の選手に跳ね返されるもダイレクトでヘディングでクロス、そのボールを宮崎選手がダイレクトでヘディングシュート。
また惜しくもポストを叩きゴールならず。これが運の尽きか、、。
ポストを叩いたこぼれのボールも大島選手が押し込めず。疲れが出てくる時間であるだろうが、これを詰められるようになっていただきたい。何回か動画を見返しても愛媛37番森下選手の初動も決して速くないし、ボールが転がるあらゆるパターンを予測していれば先に触れて2-0にできたであろう。
因みに、福森選手が離脱中の今だと栃木SCでは1番大島選手に期待しているので是非頑張ってください!
大島選手だけでなく、チームとしてこのようなこぼれ球への意識・予測を徹底してほしい。『もしかしたら俺の前にボールが来るのではないか?』という意識を練習の段階から持ってほしいです。
後半29分 愛媛FCゴール
前からの素早いプレスが代償を払うことになってしまったゴールか。この場面では追加点を狙っていて集中しているようだっただけに残念だが、左WGの背後、スペースを狙われて良いクロスが上げられての失点。
栃木も集中していたし、愛媛の攻撃の質も高かったので仕方ないと消化できる失点のように思う。それにしてもワンタッチパスでスペースを使うのは上手かったな。
同点になった後はやや栃木優勢な展開も両者集中力を切らさず1-1のまま終了という感じだった。
試合結果 栃木SC 1-1 愛媛FC
総括・課題
パス成功率は愛媛FCを上回っていたがシーズン通してやはり課題だと思う。特に、狭いスペースでのワンタッチパスだろうか。
また、前述したがセカンドボールへの意識を持つことはチームとして徹底してほしいし、そのチャンスをモノにすることがゲームを競り勝つことになるだろう。
初動が遅れることはあったが、何がなんでも勝ち点3とらねばという意識で足がいつも以上に動いていたのはファンとしては嬉しかった。
残留への勝ち点皮算用
順位的に愛媛と栃木の間に大分を挟んでいるものの6ポイントマッチだと認識していただけに今節はかなり悔しい結果に。
また、首位横浜FC、2位清水エスパルスとの試合が残っているだけに絶対に負けられなかった試合。
栃木SCはこの後最大4勝しても最大勝ち点は43。
12位の徳島は残留が確定。
13,14位の甲府と熊本も4試合のうち勝ち点1を積めばほぼほぼ残留するだろう。巻き込めるのはせいぜい水戸くらいまでか。
大分とは勝ち点が5.5差と考えられる為、最低勝ち点6の2勝はしないと降格。2勝した上でどれだけ勝ち点を積めるかが重要だ。
水戸を上回る場合
4試合で水戸が4試合で勝ち点2はとれる想定で、栃木SCは全勝が必須だろう。
愛媛FCを上回る場合
4試合で愛媛FCに勝ち点1だけ積まれて栃木SCは3勝1分が欲しい。
大分を上回る場合
4試合で大分が1勝1分で、栃木SCは3勝1分。これがギリギリ現実的か。
最後まで
覆水盆に返らずだが、今節愛媛FCに勝っていれば残留争いに巻き込めただけにとても悔しい。
ただ、2019年シーズンでは、残り4試合で3勝1分で残留を果たしているので奇跡とは言わせないくらいの再現性あるパワーで栃木SC残留の後押しをしていきたい。
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