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【雑記】詩人の種類

 noteとX。私のフォロワーさんを見ていて、ふと思った。
 昨今の詩人は、様々な種類で存在している。

 物語を表現する詩人。
 想像と空想を元に、リアリティの高い詩を紡ぐ。

 日常を表現する詩人。
 自身や周囲の存在を、正直に脚色無く書いていく。

 理論を詩とする詩人。
 こうあるべきという文学的ロジックを、知的な立場で構成していく。

 会話を詩とする詩人。
 口を開いても、文で書いても、自然と詩となってしまう能力を活かす。

 思想を重ねる詩人。
 自身が正だと信じてやまない考えを、万人に伝えようと尽力する。

 魂を重ねる詩人。
 語らぬ魂を想い、それ等の代わりに詩的行動を興す。

 居場所を作ろうとする詩人。
 詩で世界を創造し、そこを自身のユートピアだと信じる。

 支配圏を破壊しようとする詩人。
 自身を妨げるあらゆるモノを、詩を用いて攻撃する。

 幾ら挙げてもキリがないくらい、この世には詩人が沢山いる。正に「多様性」って奴だ。

 それじゃ、「卯野有希路はどんな詩人か」って聞かれると、結構難しいところにいる様な気がする。

 もう詩を書き始めて日は経つものの、「自分自身がどういった詩人か」を確立している域に、まだまだ達していないのだ。

 ただ「詩=言葉の実験」という詩作理念はあり、それを踏まえて言うのなら、詩への探求心と更なる可能性を探る「研究を行う詩人」と言えるのであろう。
 しかし、今の詩作が実験として成立している自信が無いので、まだそれを言えない自分がいるのは確かだ。

 自分はどういった詩人か。まだ確立するのは、当分先の話になりそうだ。

 それもまた、己の詩作研究の果てに辿り着く答えなのかも知れない。

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