[M&A]EC事業DD進め方連載 (松本 穣|㈱イナズマデジタル)

デジマ・EC戦略コンサルタント。 事業会社ECx3→ベンチャー(清算)→海外ベンチャー…

[M&A]EC事業DD進め方連載 (松本 穣|㈱イナズマデジタル)

デジマ・EC戦略コンサルタント。 事業会社ECx3→ベンチャー(清算)→海外ベンチャー(JP役員)→外資コンサル→独立(今ここ)。 海外育ち、TOIEC2回連続満点、趣味:筋トレ、数独、資産運用。 その他投稿:https://jo-matsumoto-c.medium.com/

最近の記事

  • 固定された記事

[M&A]EC事業DDの進め方・データ集めについて連載始めます。(全4-5回)

はじめにEC事業のDDや評価方法に関する情報は、英語ではMediumなどのブログサイトや専門家のPodcast・ブログなどで触れる機会はあるものの、日本語では基礎的な情報さえあまり出回っていないため、今回はnoteを使ってDD関係者やマーケッター・EC担当向けにDD進め方を整理したい。 この連載自体を5-6時間で書き留めたので乱文乱筆ではあるものの、少しでも参考になれば幸いです。 時代的背景:増えるM&A企業を取り巻く環境が目まぐるしく変わる中で、大企業に限った話ではなく、

    • [xrp]仮説:リップル社の勝訴判決タイミングから考える、市場はシミュレーション・操られているのか[2023年7月]

      [この仮説はTwitterのXRPコミュニティでは有名な話なので、私がイチから分析した訳ではありません] 2023年7月13日にトーレス判事がリップル対SECの訴訟において、XRP自体は有価証券ではないとの判決を下し、この判決を受けてXRPが一時的に60%以上も上昇。[参考:記事(3年にわたるリップル裁判に判決、一部SECの主張認めるも「XRPは証券ではない」)] この判決はメディアや一般投資家を騒がせたが、テクニカル的に起こるべきタイミングに、下されるべき判決(リップル

      • 仮想通貨にまつわるFALSEとASSUMPTIONS [2022年11月]

        仮想通貨にまつわる情報の中には、投資家をミスリードするために意図的に流布されているものが散見される。 この記事は、巷で広がっている認識・分析について考察したいと思う。 (追って現時点のAssumptionがfalseだった、ということもあり得るが…) [DYOR, not intended to be financial advice] まずは、簡単な整理: ・Assumption: -確度が比較的高い情報・分析 ・FALSE narratives -対象通貨を

        • 最後に一言(5/5)|大きくなりすぎたテック企業による「公害」の影響範囲

          何故この連載を始めたのか。 今まで培ってきたことをこの場で公けにすることによって、参考にしてくださる方がいれば良いな、という思い。 加えて、世の中のデジマ・EC担当のキャリアパスとして、単にマーケッターにとどまらずコンサルやエキスパートとしての働き方があることも知ってほしい、という後付けのような気持ちも少なからずあったり。 タイミングとして、2022年10月末にまとまった時間がとれたので、自分としてアウトプットを整理したいという衝動の駆られ、この連載をスタート。 あわよ

        • 固定された記事

        [M&A]EC事業DDの進め方・データ集めについて連載始めます。(全4-5回)

          補足)EC事業のDD支援で主に利用するツール・成長レバー(連載4/5)

          ↓ 連載に初めての方は、初回投稿分からお読みください ↓ 1. Google Analytics(ウェブ解析ツール)GAで抽出したいデータとは、下記のようなチャネル別トラフィックや売上データであり、主にチャネルごとのトラフィック・売上の成長率、直帰率の推移など。現時点のEC売上がそもそもEC施策をすべて100%実施している結果なのか、それともまだ未実施の施策があり成長の余地があるのか確認するとともに、向こう4-6か月の売上見立てを作る上でもっとも重要となるデータ。 例えば、

          補足)EC事業のDD支援で主に利用するツール・成長レバー(連載4/5)

          本題)EC事業DD評価の進め方(連載3/5)

          ↓ 連載に初めての方は、初回投稿分からお読みください ↓ スコープ)DD支援内容 DD支援のスコープとして、基本的にプロジェクションの細かいモデルや計算式には触れず、私が関与している部分は、向こう4-6年のEC事業売上見立ておよびマーケティング費用+必要となるその他費用(人材費用・設備投資など)の試算にとどまる。 売上成長の見立てやマーケティング費用の試算は、Google Analyticsのデータをもとに、Google Keyword PlannerやAhrefsを参考

          背景)時代の流れ、著者の経歴、DD支援することになったきっかけなど(連載2/5)

          背景)時代の流れ前回記事の通り、国内でのM&A案件が増えている。ニュースに取り沙汰される大型案件に加えて、あまり話題になっていない比較的中型案件が多く、中小企業を取り巻く環境がかなり変わりつつある。加えて、M&Aに関連するDDプロジェクトやコンサルタント、マーケッター・EC担当者のエキスパートコールなどの需要も高まっている。 この連載を通して実際EC事業のDD評価に関連する働き方やプロセスについて触れて紹介したい。 著者の経歴細かく書くと長くなるので少し乱暴に整理すると:

          背景)時代の流れ、著者の経歴、DD支援することになったきっかけなど(連載2/5)