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個人投資家と機関投資家の違い

お疲れ様です。
九州地方の雨マジでヤバみざわですね。
佐賀県・長崎県で1000ミリ越え福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島で土砂災害警戒情報が出ています。
1000ミリなんてあったかもしれませんが、中々聞かない量です。
プラス、緊急事態宣言も7府県(茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡)を新たに追加を正式決定されました。
東京などの6都府県は9月12日まで延長、新たに追加の7府県も87月20日〜9月12日までの期間での宣言。
緊急事態宣言の対象は『13都府県』
蔓延防止等重点措置の対象は『16道県』
に拡大。
日本の生活から経済はどうなるんでしょうね。
ヤバタニ園のムリ茶漬けとはこのことです。

そんな中でも今できることはしっかりやっていく事がコロナ禍後の差になると思い、精進していきましょう。

さてさて〜、『投資家』と言っても様々な投資家がいます。
なので今回は”『個人投資家』『機関投資家』の違い”について改めてみていこうと思います。
「個人投資家はなんとなく分かるけど、機関投資家ってなぁ〜に?」と🐶ベルちゃんに聞かれたのでベルちゃんに解説するついでに書こうと思います。

【結論】
♦︎投資家には大まかに個人・機関・海外の3種類に分けられる
♦︎機関投資家でも、GPIFやヘッジファンドなど機関によって投資スタイルは違う
♦︎海外投資家の日本市場への影響は大きい



1・そもそも投資家とは?

どんな種類か?の前に、そもそも『投資家』とはなんなのか?
辞書を引いてみると以下のような説明をされます。

”事業・不動産・証券などに投資する人。
個人である個人投資家と、法人である機関投資家とに分けられる”

(ここでベルちゃんは寝ました。)
「はぁ?」ですよね。
簡単に説明すると、『投資家とは”将来価値が上がりそうなものにお金/資産を投入して、そこから継続的に利益を得ようとする者。個人もいれば法人もいる”』という意味です。



2・投資家には3種類に分けられる

もし、あなたが投資を始めたばかりであったり、これから投資を始めるという場合、他にどのような投資家がいるのかは気になるはずです。
「気にならない」という方は、気にしてくださいね。
金融市場もビジネスも同じで、無差別級で同じリングに上がります。
”初心者だから”は通用しないのは仕事をしているとわかりますよね。

投資家の種類を大まかに分けると以下の3種類になります。

♦︎個人投資家
♦︎機関投資家
♦︎海外投資家

この中でも、個人投資家はイメージしやすいかもしれません。
家族や友人など、あなたの周りに個人投資家がいるかもしれませんし、最近テレビにも出演している『テスタさん』という方など個人投資家です。

では、機関投資家や海外投資家はどんな人たちなのか?
3種類の投資家について順番に見ていきましょう。



3・個人投資家とは?

個人投資家とは、文字通り個人で投資をしている人たちのことです。

2020年度の個人株主は5,981万人で7年連続で増加しています。
2019年度から308万人増で、保有額でも『個人その他』で125.5兆円と前年度より35.1兆円増加
初めて120兆円台に乗せています。
(*株主数は延べ人数のため、個人株主数=個人投資家数ではありません)
ただ、個人投資家の中でも投資手法によって様々なタイプがあります。
株価の上下に応じて短いスパンで売買する方もいれば、企業の事業内容や成長性を見て中長期スパンで投資する方もいます。
また、趣味範囲で勉強しながら投資をする方もいれば、将来のためにコツコツ投資をする方や、投資で生計を立てるプロの個人投資家もいます。

NISA制度が始まったことにより、投資のハードルも下げってきて小さな資金から始められる個人投資家の方々も増えています。
(ここでベルちゃんは起きて、『ボ〜』っとしてます。)



〜個人投資家の属性〜

個人投資家にはどんな方が多いのか?というと、
日本証券業協会が2018年に行なった調査によると、個人投資家(回答者5,000名)のうち過半数は証券保有額が300万円未満であり、31.3%は100万円未満と、小学で投資をしている方が多いという事がわかります。

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また、69.2%の個人投資家の年収が500万円未満となっていて、『お金持ちじゃないと投資できない』というわけでもないです。


〜個人投資家の特徴〜

個人投資家の特徴(メリット)としてあげられるのは”自分の好きな時に好きなように売買が出来る”事です。例えば

♦︎自分が普段使っている企業の株を買う
♦︎直感で値上がりしそうな株を買う
♦︎リーマンショックやコロナショックなど、株価が下がっている時に逆張りをして買う

など、個人でやっているからこそ周りの意見は気にせずに自由に売買できます。
ただ、個人投資家の資金力は限られているので、後述する機関投資家や海外投資家の売買動向に株式市場が影響され、保有銘柄が値下がりするなんてこともあるので、この点は覚えておきましょう。

そして、上場企業にとって個人投資家は必要不可欠な存在でもあります。
機関投資家が売る時に逆張りして買ってくれる個人投資家も多いので、企業にとって個人投資家/機関投資家(海外投資家も含む)をバランス良く株主にするのは大切なことです。

特に、自社に愛着を持って投資をしてくれる『応援投資家』を獲得するために様々な活動をする上場企業も多いです。

最近では、トゥイッターで情報発信する個人投資家も多いので、トゥイッターの投稿によって株価が上下する現象も起きています。
ただ、これは株価操作(違法)に当たる可能性があるので、大変危険です。
投資の判断は自分でするのが良きです。
(ベルちゃんはご飯に行きました。)



4・機関投資家とは?

機関投資家は顧客から預かった巨額の資金を株式や債券等で運用する保険会社や金融機関などのことで、その規模から市場へのインパクトは大きいです。

例えば、我々が投資信託(ファンド)にお金を預けた場合、そのお金はファンドマネージャーによって運用されます。
この場合、お金の出処は個人投資家ですが、そのお金が全て集まったAUM(受託資産残高)を運用するのは投資信託会社等に代表される機関投資家になります。

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また、身近な例としては我々が加入している国民年金もGPIF(独立行政法人年金積立管理運用)という年金積立の管理と運用を行う機関投資家によって様々な商品に投資されています。

GPIFは約170兆円もの運用資金を有していて、世界の年金基金の中で圧倒的No.1であるため、世界最大の期間投資家とも呼ばれています。

安定的な運用を求める生命・損害保険会社やGPIFは中長期目線での投資が多く、特に保険会社は債券への投資比率が高いです。
また、GPIFは環境や企業のガバナンスに配慮したESG投資も近年強化しています。
GPIFの後を追う形で数多くの機関投資家がESG投資を取り入れていて、このトレンドはこれからも拡大していきそうです。
*ESG投資についても書いていますので、よかったら是非。
https://note.com/inashi_bel/n/n19b10ca08834

〜株価が下がると儲かる『空売り』〜

GPIFとは対照的に、短期的な売買を繰り返してハイリスク・ハイリターンな投資をするヘッジファンドは、様々な手法を使って大きな利益を出すことを目標としています。
例えば、株価が下がっている軟調な局面でも空売りを使って利益が出るようにします。
空売りとは、証券会社から株を借りて株価が高い時に市場で売り、株価が下がったら買い戻して証券会社に返却する取引のことです。
*空売りについても詳しく書いていますので、是非。
https://note.com/inashi_bel/n/na36ef3e44aac



5・海外投資家とは?

海外投資家(外国人投資家)とは、『海外在住で日本の株式市場で売買をしている個人投資家や機関投資家』のことで、海外年金基金や投資信託会社、ヘッジファンドなどが含まれます。
また、外資系運用会社の日本支社も含まれます。

海外投資家の日本市場における存在感は極めて強いです。
日本取引所グループが発表している投資部門別売買状況によると、2018年の株式売買代金(東証一部)の約7割を海外投資家が占めています。

なので、私たち個人投資家が株式売買をする上では、海外投資家の動向に注意を払って値動きを予想することも大切です。
よく株式市場関連のニュースを見ていると、海外投資家の売越しや買越しについて触れているのもそのためです。

(*売越しとは、株式を売った量(金額)>株式を買った量(金額)のこと。
例えば、売りが1兆円、買いが1,000億円の場合、9,000億円の売越しとなります。
買越しとは、株式を買った量(金額)>株式を売った量(金額)のこと。)


【まとめ】
最後にもう一度ポイントをおさらい。

♦︎投資家は大まかに個人・機関・海外の3種類に分けられる
♦︎機関投資家でも、GPIFやヘッジファンドなど機関によって投資スタイルは違う
♦︎海外投資家の日本市場への影響力は大きい

ここまで知っていると「別に他の投資家は知らなくていいやぁ・・・」という日本人の若者みたいなこと言っている場合ではないことはよく分かったと思います。
相手がどう出るか?を知っていることでやれる事が見えてきますので、精進ですね。
まずは自分から。イエスボス

ここは少し青空が見えてきましたが、雨が止んでも非常に危険な場所もあります。
皆さんもあまり出歩かず、お文具さんでも見ようではありませんか。
それでは、今週も始まったばかりですが適当に頑張りましょう。

いつになったらコロナ禍が収まるのでしょうかね。
収束したら皆でお酒を浴びるほど盛大に飲みたいですね。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

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