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スリープテックとは?

お疲れ様です。
7日深夜に最大震度5強の地震ありましたね。
私最初は上に住人が「何か物を落としたのかなぁ」と思ったのですが、その直後結構揺れました。
久々に「えっヤバ!」と少しだけ恐怖を感じましたが皆さんは大丈夫だったでしょうか?
脱線している電車もあるくらいなのでだいぶ強めな揺れでしたね。

【ポイント】
♦︎『スリープテック』とは、技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービス
♦︎スロープテック機器市場は今後大きく成長することが予想されている
♦︎成長の背景として睡眠改善技術への需要の高まり、技術進歩、良いビジネスチャンスであることが挙げられる

さてさ〜て、今回は『スリープテック』について見ていこうと思います。
人生の約3分の1を占めるのが睡眠です。
そして、睡眠は生活や仕事の質を大きく左右しますし、良い睡眠は私たちの健康のために欠かせない行為と言っても過言ではありません。
どんな超人でも『寝ない』というのは出来ません
武井壮さんは『8時間動いて45分〜1時間くらい寝る』というサイクルをしているそうですが、真似するのはどうかと思います。

ショートスリーパーになるのは置いといて『今の睡眠の量や質』には満足していますでしょうか?
睡眠に対して何かしらの課題を感じている方は多くいると思います。
その課題を改善や分析に活用できる『スリープテック』を見ていきましょう。



1・深刻な睡眠の課題

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(フィリップス社の世界睡眠調査より作成)

世界中で睡眠に満足している人はわずか55%という結果がフィリップス社の世界睡眠調査によって明らかになりました。
そして、日本で睡眠に満足している人の割合は29%と、同調査対象13カ国中最下位でした。
また、コロナウイルスのパンデミックが開始して以来、新たな睡眠課題を経験している成人はグローバルに見て70%もいます。
この調査から分かる通り、睡眠の課題は大半の人が抱えており、この問題を軽んじるのはいかがかと思います。
睡眠にまつわる課題は、認知症、うつ病、集中力の低下など個人の健康やパフォーマンスを害するだけでなく、国家の経済的な損失にも繋がります。

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個人の健康だけじゃなくて、経済的なダメージも大きいとですね。



2・スリープテックとは?

前述した課題に対して、注目を集めているのが『スリープテック』です。

『スリープテック』とは、
技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービスのことを指します。

『sleep(睡眠)』と『technology(技術)』を掛け合わせた造語ですね。

スリープテックの製品には主に『ウェアラブル』『ノンウェアラブル』の2つの分類に分けることができます。

【ウェアラブルのプロダクト】
♦︎スマートウォッチ
♦︎スマートバンド
♦︎スマートリング
【ノンウェアラブルのプロダクト】
♦︎睡眠モニター
♦︎寝具



3・市場規模と成長

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スリープテック機器市場は今後さらに成長することが予想されていて、2027年には4.4兆円まで拡大する見通しとなっています。
そして、その中でも現在はアメリカがスリープテック市場の売り上げの43%以上を占めています
スリープテックが熱い米国では、ここ10年間でスリープテック関連の特許数が平均で年間12%の成長を見せました。

日本国内での睡眠改善サービスの市場は、2022年に20億円になる見通しとなっています。



4・成長の背景

スリープテックが今後も拡大していく理由としては主に以下の3点が挙げられます。

①睡眠改善技術に対する需要の高まり
②技術の進歩
③企業にとって良いビジネスチャンス


①睡眠改善技術に対する需要の高まり

冒頭の世界睡眠調査の結果で見た通り、世界で睡眠に満足している人はわずか55%しかいません。
さらに、ここ数年で世界的に睡眠障害の患者数が増加していて、これからも増え続けることが予想されています。

②技術の進歩

Fitbitなどウェアラブル機器の睡眠技術が進歩し、さらに認知されて普及したことが市場の成長を後押ししたと考えられます。
また、最近ではoura ringなど指輪型の機器も登場しています。

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③企業にとって良いビジネスチャンス

成長市場であるスリープテックは、あらゆる企業にとって新たなビジネスチャンスとなります。
例えば、寝具業界の企業にとっては従来の寝具商品以外のプロダクトやサービスに拡大する事業チャンスとなります。

また、テクノロジーを活用することで今までの『売り切り』ではなく『サブスクリプション型』のビジネスモデルも展開できたりします。



5・関連企業

最初に海外で注目されている関連企業2社を見てみます。

【海外注目企業】①Eight Sleep

Eight Sleepは2014年に創業されたスマートマットレスの開発と製造に特化した米国のテクノロジー企業です。
代表的なプロダクトは”温度調節機能””睡眠計測器を備えたハイテクマットレス『The Pod Pro Mattress』”です。
体温、心拍、呼吸を検知し、それに応じてベッドの温度が調節される機能が備わっています。
これいいですね。暑くて寝づらい・寒くて寝づらいを考えなくていいなんてそれだけでストレスが無くなりそうです。

同社製品を使用すると入眠時間が40%早くなり、深い眠りが20%増える効果を得られると研究済みらしいです。

現在は米国のみでの販売となっていますが、国際的な展開も計画しているようなので、今後買いたいですね。


【海外注目企業】②Dodow

不眠症の人のための睡眠補助装置を開発するフランス企業です。
天井にゆっくり点滅する光を映し出す睡眠補助ツール『Dodow』を提供しています
『Dodow』が天井に映し出す光に集中し、呼吸を光の点滅に合わせると疲れた感覚になり、自然に睡眠に入りやすくなります。
現在70万人以上のユーザーに使われています。


次は国内を見ていきましょう。

【国内・未上場】①西川

1566年創業の老舗寝具メーカー『西川』もスリープテック市場に参入しています。
同社はパナソニックと共同で『快眠環境サポートサービス』を開発しました。
これは、西川のセンサー搭載SIマットレスから睡眠のデータを取得し、それをパナソニックの家電の自動制御に活用できるというサービス
です。
例えば、睡眠データをもとにエアコンが入眠、起床に適した温度や風量になるように調節されます。
また、マットレスをパナソニックのアプリに連動させると、睡眠状態をグラフやチャートで確認できます。


【国内・未上場】②エアウィーヴ

寝具などの製造・販売を行なっているエアウィーヴもスリープテックを手掛けています。
同社は自分の写真を撮影するだけで、自分に最適なマットレスを調べることができる『airweave MattressFit』というサービスを提供しています
撮影した写真をAIが解析し、その人の体型にあったマットレスを提案します。その人の体型に応じて、マットレスは肩、腰、足の部位ごとに硬さが変わり、自分の体格に最適なマットレスを見つけられます。

店舗に行かなくても自分にぴったりのマットレスを探すことができるとです。


【国内・上場】①フランスベッドホールディングス(7840)

医療・介護用ベット、福祉用具の製造、仕入、レンタル、小売及び卸売等の事業も手がけているのがフランスベッドホールディングスです。
同社はマットレス内に温度、温度を測定する睡眠モニターが内蔵されているIoTマットレス『睡眠モニタリング機能付電動リクライニングマットレス』を提供しています
この睡眠モニターを『Real Sleepアプリ』と連携すると睡眠状態がリアルタイムで計測され、アプリ上で可視化されます。
このアプリには睡眠のアドバイス提案や朝居眠りの時にアラームが鳴る機能なども搭載されています。


【国内・上場】②パラマウントベッドホールディングス(7817)

事業会社であるパラマウントベッドは、睡眠状態計測器から受け取るデータに応じて角度が変わるベッド『Active Sleep』を2019年より発売しています。
Active Sleepでは、眠りにつくとベッドが入眠角度から自動で少しづつフラットな状態になっていきます。
また、朝起床時に合わせてベッドの角度がゆっくりと上がり、快適に目覚められるようになっています。
他にもm、スマートフォンからマットレスの硬さを6つの部位ごとに10段階で調節できる『Active Sleep MATTRESS』も提供しています。


こうやって調べると、めちゃめちゃ欲しいですね。
私も睡眠時間はめちゃくちゃなので、一定のリズムが欲しいので魅力的ですね。
本などを出版している『テストステロン』さんなども、”睡眠を中心に1日をスケジューリングするべし”みたいなことをおっしゃっています
『寝るために1日頑張る』これでいいのかと思ってきました。

ちなみに、🐶イッヌ(成体)は12〜14時間は寝ているらしいです。
確かにベルちゃん隙あらば寝てます。

最後にもう一度ポイントをおさらいしておきます。

【ポイント】
♦︎『スリープテック』とは、技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービス
♦︎スロープテック機器市場は今後大きく成長することが予想されている
♦︎成長の背景として睡眠改善技術への需要の高まり、技術進歩、良いビジネスチャンスであることが挙げられる

それでは
明日からも適当に頑張りましょう。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

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