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え、それ マ?

それ マ?

頭の文章を見てあなたはどう思うだろうか。
「なんだこりゃ。」と感じるかもしれないし、「ああ最近のワカモノ言葉ね。」と壊れゆく日本語を哀れむかもしれない。はたまた「いやいや、それもう死語だから、おじさん」と鼻で笑うかもしれない。


一応説明を挟ませてもらうと上述の三語は「それ、本当(マジ)?」を省略した言葉だ。2017年のギャル流行語大賞第1位を獲得した。(ちなみにヤフーで「マ」と検索すると検索ワードの1つ下には「マ 死語」と出てくる。)

ワカモノ言葉に限らず日本語のなんでもござれ感、自由度高い感が私は好きだ。

最近文章力を身につけたいからといろんなジャンルの本に手を出したり、糸井重治のコピーまとめを読んで見たりしてる。ノートで投稿されている自由な文章を読むのも好きだ。
糸井重治さんの有名なコピーとしてジブリ「もののけ姫」のポスターに用いられた「生きろ」なんてのがある。
この一言は誰に向けられた言葉なのか。作品の主人公へのメッセージなのか、ポスターに映っている口元に鮮血をつけた少女へなのか、それともそのポスターを見るために立ち止まった“私たち“へなのか。人によって捉え方も変わるだろうと思う。たった3文字の言葉なのに意味は、無限大は言い過ぎだろうから、地球くらい大きなものに広がる。


冒頭で話した「ま」だってすごい。“MA“だけで相手が話した内容に対し、私は驚きましたってことを伝えられる。音量や勢いによって「あの有名な芸能人亡くなったの!?悲しすぎる!」も、「明日学校休校になったの!よっしゃ!」も「え、あの映画つまんないと思ったの?嘘でしょ?」も伝えることができる。これはまさに宇宙くらいの広狩りを見せつけてくる。


なんで日本語って自由度が高いんだろう?これに話を伸ばしてくと話も長くなるし、自分の意見や思いを書き切れるとも思えない(私の表現力の限界ゆえ)。なので少し気にして周りの日本語を見てみると、本当に日本語って自由でおもしろいよねっていう私の感想だけシェアさせてもらえると嬉しいです。

最後まで読んでくださり、どうもありがとう。

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