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【 川崎〜龍飛崎 荒ぶる感電ツアー 】4日目 高まる!荒ぶる!きたこれ!

過去のブログ、2012年08月のものを掲載しています。文章が恥ずかしい感じです。

オーストラリア大陸を横断&往復するきっかけになった最初のチャレンジです。

子供の頃、徒競走とかで必死になったじゃないですか。
それの延長です。ほら、現地で聞きたいじゃないですか。
だから必死になって1000km走っただけですよ。ハハハ。

(インタビュー用コメント)


4日目。
すでに走行距離は700km近くになっていた。


6時くらいに目が覚めるが、洗濯機を回して二度寝。
だらだらと起きて、冷凍食品のピザを食べる。

今日は一日休もう。
だって、ロードバイク整備したいし、洗濯あるし雨だし走れないよきっと・・・・


そんな自分に都合のいい言い訳ばかりを並べ、気分は完全に萎えてた。
Twitterとかブログで「龍飛崎へ行く!!」って宣言してなかったらここで帰ってたと思う。
そうやって引き下がらない様にする為にあえて宣言したのだけど。


iPodにはもちろんももクロの曲が流れている。
ふと意識すると、「津軽半島龍飛崎」が流れ出した。

なんで自分はこんなに後ろ向きだったのか。

雨?
レイニーだから関係ないし、濡れるのは汗か雨かの違いでしかない。

疲れてる?
10km走っても疲れるし、100km走っても疲れる。
それなら1000kmくらい走れよ。

バイクの整備?
プロショップで整備してもしなくても、壊れる時は壊れる。
整備しても落車はするし、パンクはする。
自分で出来る整備だけしていけばよし。
※普段はなるべくしましょう

洗濯も終わった。
乾燥はいらない。
だってレイニーだもの!

そんなこんなで出発。
携帯空気入れで空気を入れるが、何故か上手く入らない。

でも出発。

空は白い雲や黒い雲が混在してた。

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すっごく見通しのいい綺麗な道もあった。
花巻の手前だから、北上とかかな?

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そう言えば、どこへ行ってもヤマダ電機とかケーズ電気とかあった。
コンビニは各地方で出店数の違いがあって面白い。

節電を心がけている場所もあれば、朝鮮玉入れ的なところはバンバン電気垂れ流しで明るい。

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たまに狭い道があり、トラックとかが自分を抜かしにくい道があるんです。
音で分かるので、ミラーとチラっと目視で確認し、「邪魔ですんません~」って感じでハンドサインをして歩道へ。

ここでプッ(サンキュ)って言う合図とかしてくれるドライバーとかいて、それだけでちょっと嬉しい。
譲り合い、思いやり。
ちょっとしたことでお互い気持ち良く走れるのが一番。

向かい風区間が多いけど、脚の調子はすごくいい。
やっぱり走り出してよかった。
きっと一日休んでいたら身体は重くなってただろうな~っとか、今思うと、ここで一日休んでたら龍飛崎へ着く日が一日遅れ、豪雨の中での到着だったのかなと・・・・

花巻付近に来ると、かなりテンションが上がった。
ボクの夏休みの様な風景!
すごくいい景色。

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そして、東京から500km地点!

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記念撮影をしたけど、暑いので早々に退散。


コンビニにてご飯休憩。
三日目みたいにハンガーノックの失敗はしたくないし、あの地獄は味わいたくない。
お腹はそんなに空いていなくても、とにかく必要なカロリーは摂取するようにする。


暑い!とにかく暑い!


夏だもの。

ココ☆ナツだもの。


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https://youtu.be/jCwI7y0Oy5Q


身も心もがっつりと補給。

ニヤニヤしながらご飯食べてました。

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んで、出発。

何故か好きな消火栓。

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それにしてものどかだ。
ここにきて、やっと「旅感」が出てきた気がする。

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いつの間にか盛岡を過ぎ、国4から離れる地点へ。
滝沢IC近くから、R282へ。

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ここからの道がとにかく最高だった。
今までで一番いい道だったかもしれない。

道は狭かったり広かったり。
トラックはたまに通るし交通量もあるけど、国4ほどじゃない。

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遠くに見える山々。

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今回は本州の先まで行く。
基本的には見える山は全て越えて行く。
その爽快感と言うか、「見える山を全部越える」と言うちょっとした絶望感。
気持ちがマイナスベクトルだったらどんなにツライ状況だったかなと。
全部越えて行くと決めていれば、まぁ諦めににた覚悟は出来る。

前向きとは言え、疲れてるっちゃ疲れてる。
ずっと向かい風だ。

峠道へさしかかる。


マップでは70km地点からは山道だ。
しかも意外と上る。

松尾八幡平から安比高原への上り、かなりきた。


途中、なんかあった。

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頂上付近に小さな滝を発見。

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龍ヶ森 小龍と言う滝らしい。
(多分)

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小龍? 

龍か。

龍飛崎だね。 よし、高ぶってきた。

相変わらず景色も道も最高だ。
速度も維持出来てるし、無駄に追い込めてる。
補給食も食べてる。

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夕日を背に走る。

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この景色を見る事が出来ただけでも幸せに思えた。
本当に綺麗というか、美しかった。

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鹿角(かずの)まであと少し。

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この日は大湯温泉郷で泊まる計画。
宿は決めてないけど、温泉郷って言うくらいだから泊まれるだろうという判断。

秋田県へ侵入!
初かも。

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もうね、すごく景色いいのよ!

山道×川×鉄橋

この組み合わせが素敵すぎて。
けっこう必死に走ってたからこの写真しかないんだけど、ホントによかった。
夏休みだな~っていう感じ。


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この日は最後まで集中力は続いた。
乳酸がたまって脚が動かなくなるギリギリ手前の負荷で走り続けてた。
たまに、あえて乳酸を貯めて動かなくして、回復させる走り方をしたりと・・・・
妙にテンション高かったもの。

ゴールが近くなり、周りは暗くなってきた。
交通量はほとんどないので、路肩じゃなくて道の中央付近を走れる。
ここで活躍したのがハンドルにつけているミラー。

明かりの多い都内では何が車のライトか分からないけど、暗い田舎道では車が来たかどうかすぐ分かるので、ライトが見えたら速度を落として路肩を走る様にしてた。

車のライトで先々のコーナーがどうなっているかを確認しつつ、下りでは負荷が高くてもいいので必死に回して車に近い速度で走行。
そうすれば非力なライトでも安心してコーナーを回って行けるかなと考えて。


そんなこんなで大湯温泉郷へ到着!
なんかでかいホテルを発見。
鹿角ホテルというらしい。

お盆だし、車沢山だし入れるんかな・・・・
携帯で宿泊料金を調べるが、基本が10000円から。
お盆だしきっと高いだろう。

他の民宿やホテルもそんな感じだし、そもそもどこにあるか分からない。
来る途中に何件かあったけど、やってなかったりしたし。


とりあえず、空いているかどうか確認。
部屋の準備をしていなかったようだけど、一室開けてくれる事になった。

料金だけど、やっぱりお盆特別料金。
朝は早く出て行くので朝食なしの素泊まりでこの料金は痛いなと思っていたら、フロントでお盆特別料金とか違う、逆の特別料金にしてくれた!


おじさん、ありがとう・・・・

自転車を輪行バッグに詰め、温泉へ!!!!

着替え中、鏡を見て、
あれ?
この顔の黒い人だれだ?


って思うくらい日焼けをしていた。

部屋は綺麗ではなかったし、東横インのような整理整頓された感じではなかったけど温泉がよかった。
あんまりそう言うところに行かない自分なので、なにがどういいのかとか分からんけど、気持ちよかったです。
(小学生の作文)


サウナで一人我慢大会をし、露天風呂へ。


岩にもたれて星を見ながらゆっくりする。
いい道を走れて、こんなにいい温泉に入れた自分は幸せものだと思いつつ、一人こんないい思いをしてもいいのかと悲しくなるが、それはそれ、これはこれ。

いつか親と一緒に旅行しよう。

体重を計るが、これがまぁあれだ、まったく体重が変わっていない。


「おぉ~やっぱりめっちゃ減ってる!流石に長距離乗ると痩せるわ~」
って言う展開を期待していたのに。

体重計、空気読んでよ。


温泉後、夕食。
ラーメンを食べた。
地鶏のラーメン。あっさりでおいしかったです。

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これがいけなかったのか、次の日・・・・ね・・・・・

部屋に帰り、ジャージを洗濯。

明日はついに今回のゴールである龍飛崎だ。
荒ぶる気持ちをそのままに、音楽を流しっぱなしで寝る。

■川崎~龍飛崎 荒ぶる感電ツアー 4日目
 奥州~大湯温泉郷
距離:178.33km
タイム:8時間41分26秒(走行時間:6時間17分58秒)
平均速度:26.4km/h
獲得標高:1254m
カロリー:5725kcal


次の日、体調不良に陥る。
しかし高ぶる気持ちさえあればそれすら凌駕する事が出来る。
だって、紫推しのモノノフだもの。

次回、川崎~龍飛崎 荒ぶる感電ツアー最終日その1。

胸を熱くするライダーのサイン。
向かい風の中のPUSH。


自分、がんばった。

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