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【 川崎〜龍飛崎 荒ぶる感電ツアー 】3日目 寒さと震えとポキリ感

過去のブログ、2012年08月のものを掲載しています。文章が恥ずかしい感じです。

オーストラリア大陸を横断&往復するきっかけになった最初のチャレンジです。


最初はね・・・・


最初は調子よかったの・・・・・・・


荒ぶる感電ツアー三日目。
精神面で一番辛かった日。

福島を出発。
Twitterでもつぶやいたけど、福島で桃の香りがした。


近くに桃はなかったのに。

そう言えば、福島のドライバーは運転が荒い気がする。


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若干狭い道を走り、宮城県へ。


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なんだか湖が。


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この碑はなんだろう?

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東京から301km。
300kmと言うと、なんかそこまで遠くないような、遠いような。


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とにかく暑くて暑くて。
コンビニで長目の休憩。
ここでもロングライドをしているスコットの方を見かけ、会釈程度にご挨拶。

あまりに暑いのでホントに長目に休憩をしていた。
今日は160~70kmくらいの行程だと思っていたので、多少長く休憩しても大丈夫だろうと。

この日、コンビニで氷を補給する事が多かったかな。

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長い休憩を終え、走っているとずいぶん前に出発したスコットさんが前を歩いている。

コンビニが近くにあるけど、さっきコンビニいたし寄る訳じゃないよな・・・・?


タイミングよく信号で止まると、「チューブ余ってないですか!?」っと話しかけられた。


申し訳ないが、一瞬悩んだ。
チューブはあるけど、この先、ロードバイクを扱っているショップに寄れるかどうか分からない。
ここから先は山に入るんだし・・・・


「ありますよ!」


と、すぐ応えていた。困った時はお互い様と昔から言われている。
きっと自分が困ったら誰かに助けてもらえるだろう・・・・


ママチャリ屋でかった1500円のチューブを渡す。
もちろんお金はいただく。


「・・・500円でいいです~ヽ(゚◇゚ )ノ」

テキパキとチューブ交換をするスコットさん。
東京から二本松市へ行くのだとか。
(二本松まであと30kmくらいだったかな?)
すでに二回パンクをしていて、チューブがなかったようです。


お金は500円でよかったのだけど、「アイスでも食べてください!」っと、1000円いただいた!
ありがとうございやす!

マイナス500円とかは気にしない。
助かったのだからそれでいい。


そうです。無限の愛です。

https://youtu.be/TIokp4MonxE

ここでチューブを消費できてからこそ、最後までパンクがなかったのかもしれない。
そんな既成事実。


のどかだ。

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それでも個人TTは続く。
平地は35km/h以上で巡航できていたはず。


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こんなに走れたのか自分は!!

っと思うくらいの巡航速度だったんだけど、道のお陰なのかもね・・・・

東京から333km地点。
交通量が多かった気がする。

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Twitterを見てみると、どうやら仙台をこえてからレイニーだったらしい。
ちょくちょく雨にはやられていたけど、既に汗でビチャビチャだったので特に気にならなかった。

後半の山道、パワー出ないな~なんか肩の力が入らないな~

っと思ったら、やっちまったと気がつく。


そうです、エネルギー切れのハンガーノック。
めまいはするし、身体は震えてるし、なんかぼ~っとしててインナーローもギアも踏めなくなる・・・・
急いで補給食を食べる。


今回、ハンガーノックになったり、腹減りが多いんだけど、その原因の一つがフロントバッグでした。
フロントが重くて動きがクイックすぎて、両手離しが出来ないので、補給食の袋をあけるのが面倒なのよね。

口で開ければ良かったのだけどさ・・・・

かなりぐったりしてしまい、自販付近で昨夜買っておいたお菓子を食べだす。
(お菓子を食べるという発想をする時点でちょっとおかしかったのかも)

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かなりがっくりきてた。

ここで残りの距離を確認してみる。
長くても今日の行程は170kmだと思っていた。


それが実は200kmだと分かり、更に凹む。


そして日は落ちる。
雨という事で暗くなるのも早くて、街灯の少ない山道。


残りは50km。
暗い雨の道。
ハンガーノック後で調子が出ない。


心が折れるには十分すぎる条件。


それでも進むしかない。
休むなら明日休めばいいから、今日は遅くなってもいいから進もう・・・・・


暗い気持ちの中走っていると、大荷物をつけた1台のチャリダーを発見。
「仲間!」
っと思い、少しテンションが上がって元気が出た。

今回のチャレンジで分かった事は、心と身体のバランス。
身体はいけてても、心の力がなかったら前には進めないのだなと。
身体がダメでも、心の力があればなんとか保つ。


あら?臭いこと言ってる・・・・?
でもホントにそうだった。
辛かったもんさ・・・・・本当に・・・・・でもTwitterとかで一言「がんばれ」って言ってもらえるだけでも元気でたし。


さて、チャリダーとあってから元気出て、なんとか次のコンビニへたどり着く。
セブンイレブンの金成有馬店だったと思う。


ここでカレーを購入。
外は雨で、レジのおばちゃんが「寒いし雨だし、お客さん少ないから中で食べていきなよ。」っと暖かい言葉を・・・・(ノω・、)


「いえいえ、カレーだし匂いでるからいいですよ~」


っと笑顔で返し、外で食べる。
正直、店内で食べたかった・・・・

でもそれはしちゃいかん。
なんかあったらおばちゃんに迷惑かかるし。

外で食べていたらさっき追い抜いたチャリダーが通り過ぎ、手を挙げて挨拶をしてくれた。
中で食べていたら出来なかった事。
おばちゃん、チャリダー、ありがと。


お腹はふくれた。
気持ちも充電出来た。あとは走るだけ。

一関が近くなり、平泉とか近い場所のセブンイレブンを通過したんだけど、看板がモノクロだった。

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ここからが本当に長くて長くて。
ラストの20~30kmがキツい。
普通に走れば一時間もかからない、準備運動くらいにしか思わないような距離だけどつらくてしかたない。

リュックの重みが腰に来る。
カレーを食べたとはいえ、そんなに早く回復はしない。

雨で泥だらけになりつつも、「パリ~ルーベのボーネンみたい★」なんて思いつつの走行。

やっと暑くなってきた。
脚や頭を水をぶっかけて冷やしながら走る。

クリートを変えてからたまに膝に違和感が出ていて。
今回、まだ膝に痛みはなかったんだけど、痛みが出ないようにと膝は頻繁に冷やす様にしてた。

脳内BGMは、何故か未確認少女隊UFIのWe are UFI!!!だった。
ツッコミをしつつ、無理矢理テンションを上げながらでないと走れないくらい辛かった。

ラストの5km、「明日は走らない。」って決めながら走ってた。
そのくらいきつくてギリギリだったのです・・・・・


半泣きしつつ、ゴールへ到着。
風呂へ直行。

■川崎~龍飛崎 荒ぶる感電ツアー 三日目
 福島~奥州
距離:202km
タイム:11時間43分2秒(移動時間 7時間11分35秒)
平均速度:25.2km/h(移動速度 28.1km/h)
カロリー:6456kcal
獲得標高:823m


冷蔵庫にあったビールを飲む。
この時点で明日がんばる気力はなかった。

次回、川崎~龍飛崎 荒ぶる感電ツアー4日目。
ふと、流れた曲は・・・・・

心の力の重要性。

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