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【孫子】勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に 勝ちを求む【最高の戦略教科書 孫子】

毎日「最高の戦略教科書 孫子」を少しずつ読みながらアウトプットです。

本日の一言は、

勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に 勝ちを求む
(守屋淳、「最高の戦略教科書 孫子(日本経済新聞出版),P112」より抜粋)

です。

とにかく、今読んでいる部分は、

○ 準備 ○ 奇抜 ○ 臨機応変

がキーワードになっています。

その中でも「準備」が一番大事で、奇抜な作戦、臨機応変な行動をするにしても、とにかく入念な準備を前提にしています。

これは、孫子の生まれた時代が、「負けたら本当に終わり、一発勝負で負けられない」というところからくるものなのですが、この「不敗」の前提は現代社会でも大いに役立ちます。

ここで「準備」について考えるのですが、昨日の記事に書いた通り

「行動しながら修正する」ということは非常に大事です。これが仕事における
「負けられない事象」に対する「準備」なのかな、と思っっています。
(https://note.com/inano_faghri/n/na0063992873d)

現代においては、「致命傷を負わない失敗=準備」と考えていいのかな、と思います。

最初「準備を入念にする」と聞いたとき、「?」となりました。なぜなら、

○ アウトプットが大事

○ まず行動することが大事

○ 失敗から学ぶ(失敗=負け?)

を、半ば合言葉のようにして行動し続けてきたからです。「準備する(ここでは、「考える」くらいの意味)だけで行動しないのは違うだろ」とか思っていました。

ですが、考えればわかることで、「人生を左右するくらいの勝負」みたいなことから見たら、それ以外の「人生をそこまで左右しない程度の勝負・事象」に関しては、全て「準備」とみなせます。

兵士を鍛える「準備」にも、演習とかがあり、それも基礎訓練もあれば、実戦型の演習もあるわけで、

例えば「定額で投資をやってみる」とか、自分の仕事でいえば「予備実験をやってみる」みたいなことも「実践・行動」だけど、より大きな結果を得るための行動に対する「準備」と言えます。

そして、そのような行動から得られる「経験」が、最も大事な局面で大事になってくると思うので、やはり、「考えて」「行動して」「小さな失敗、成功して」「フィードバックをくりかえす」というのは、やはり「準備」になるのだと、孫子を読んで「準備・準備・準備」と繰り返されることで再確認した次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。