【もしも社畜ゾンビがアウトプット大全を読んだら】出版記念講演会の感想「自分のテイストを取り入れるアウトプットの進化系」
「もしも社畜ゾンビがアウトプット大全を読んだら」出版記念講演会を視聴しました!
本そのものの感想をまず書くと、とても読みやすく、漫画としてとても楽しめました。主人公のタケルが社畜ゾンビがアウトプットでゾンビから抜け出すサクセスストーリー仕立てなのですが、タケルだけの物語でもないのがいいですね。
漫画のなかにも、出版記念講演会でも言及がありましたが、自分も好きな
他者貢献
も盛り込まれていて、自己成長のためだけではないアウトプットがとても好感が持てました。
出版記念講演会の中でとても印象に残ったのは、
漫画にはイラストの齋藤邦雄さんのテイストが多いこと
です。アウトプット大全の内容を自分自身、自分の周りで探してそれを漫画にアウトプットしていると説明されていて、非常に感銘をうけました。これぞ、自分の目指す
アウトプットの進化系
かな、と思っています。樺沢先生の著書を見るに、アウトプットを自分なりに解釈すると、
初級:記憶促進のためのアウトプット(人に本の内容を話す、好きな文章をメモする)
中級:定着させるためのアウトプット(インプットしたことを行動する全般。朝散歩、運動、3行ポジティブ日記など)
上級:アレンジするアウトプット(行動を自分仕様にチューニングする)
こんな感じです。守破離ってやつです。
齋藤さんが漫画でやられたことはさらにその上の、
超上級:他のことへ応用するアウトプット
に近いものがあると思いました。
最近、「具体と抽象」という本から
具体的な情報から抽象的なことを抽出して他のことに活かす
ということを意識しており、「孫子」を読みながら記事を書いているのはその練習です。
あまりうまく言えないのですが、齋藤さんが描いた「自己成長のアウトプットが中心として書かれたアウトプット大全を他者貢献に応用した」部分は、まさにそれなのかな、と思いました。
樺沢先生も、動画内で、「アウトプット大全以降十冊書いているのでアウトプットはアップデートされている」という旨をおっしゃっていましたので、
アウトプット大全に書かれた領域から一歩出た「アウトプット」
を本書「もしも社畜ゾンビがアウトプット大全を読んだら」で見られたのかと思います。
という意味でも、アウトプット大全を読んだ方でも新しい「アウトプット」を学べる良書と思います。
もちろん、アウトプット大全を読んでいらっしゃらない人が、本書からアウトプットをスタートする、という意味でも大変良いものかと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。