見出し画像

【読書感想文・最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM(山田 悠史 著)】「生きがい」を見つけよう

Audibleで「最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM」を聴きました。

著者は、アメリカで高齢者診療に携わる医師。アメリカ老年医学会(こんな学会知りませんでした)が提唱する高齢者医学の指針(5つのM)、

Mobility :からだ
Mind :こころ
Multicomplexity :よぼう
Medications :くすり
Matters Most to Me :いきがい

“https://www.amazon.co.jp/最高の老後-「死ぬまで元気」を実現する5つのM-山田-悠史/dp/4065285666“より抜粋

に基づいて、著者が、最高の老後について解説する、という内容です。

聴いていて力が入っているな、と思ったのは最後の「生きがい」についての解説です。

他の全てのMがこちらを土台にしている、と言っても過言ではない、と思いました。

本書に、血液の癌と診断されながらも、「仕事を生きがい」とする患者が、その生きがいに基づいて治療を選択し、自分の人生を終える様子が書かれていました。

病気になった場合、(その年齢や状況に大きく作用されるのでしょうが)基本的には人は生きたいと思う、と思っています。今自分がそう言う立場になったらそう思うだろうし。

だけど、ただ生きることを考えるのではなく、どう生きるかまで考えて治療する、ということの大切さを本書で学んだ気がします。

自分の人生を一言で言うならなんなのか?

何をやっていたら幸せなのか?

誰といることが一番なのか?

そう言うことは常に考えてはいません。なぜなら、それらはそこにあるし、いちいち言語化していないからです。

ですが、自分の命が危ないと突然言われたら?と考えたとき、これらの「生きがい」はその決定がされてしまった時にとても大きな意味を成すんだな、と強く思わされました。

そして、その後の治療方針や、自分の家族が負担することについても考えなければならなくなります。

そのことを考えると、「自分の生きがい」についてより深く考えなければならないな、と思うと同時に、そうすることで1日1日を大事に生きよう、つまり他のMについてしっかりと実践しよう、と思った次第です。

最後に、自分が老後、もしくは病気になった時、かかりたいお医者様はこんな方がいいな、と素直に思った次第です。

まとまりはありませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,937件