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【孫子】君命に受けざる所あり【最高の戦略教科書 孫子 守屋淳著】

今回の一言はこちら(P217(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))

君命に受けざる所あり

意味は、

君命には従ってはならない君命もある

(P217(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))

今回読んだ部分は、自分が「将軍」の立場で、君主との関係をどうするか、に着目しており、

○ 君主が余計な口出しは自殺行為

ということが書かれていて、将軍はこのような口出しをはねつけても良い?という意味として捉えています。ですが、これは

将軍が政治的意図を理解していて、なおかつ将軍が全権を移譲されている状態において

という大前提があります。

これはちょっと深く考えるないとな〜と思いました。自分は上司や大学にとっては、程度はあれど「将軍」の立場です。ですが、学生にとっては、「君主」的な立場になります。

いわゆる中間管理職

よって、「君命に受けざる所あり」と思う場合、思われる場合の両方があるということです。

ですので、今の立場では

自分を鳥瞰する能力

を持って、

○ 上司のビジョンに対して、どの程度の権限が与えられるにたる能力が備わっているか

○ 学生をみて、どの程度の権限を委ねられるか

を組織として総合的に判断する必要があります。

これってやっぱ、「達成したいこと」だけに着目しては備わらない能力で、それに携わる人を常にみておかないと、と思った次第です。

人に任せるには

○ どの程度まで任せられるか

○ 失敗の責任を取れるか

のバランスを基準とすべきなのかな、と漠然とですが思いました。

これについてはもっと勉強が必要ですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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