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誰かの足りない想像力を、あなたが補わなくていい。

世の中には、いろんな人がいますが、その中でも、想像力が足りない人は、どこまでも自分に悪い影響を与えます。

ここで言う「想像力が足りない」というのは、自分の見えていないところで、何が起きているかを考えられない人のことを指します。

例えば、「自分が言ったことで誰かが傷つく」とか、「自分がラクをしたことで誰かにしわ寄せがいく」とか、「自分がわがままを言ったことで誰かに迷惑がかかる」とか。

どれだけ良い人そうに振る舞っていても、想像力の足りない人は、そんなことを悪気なく、平気で繰り返します。

自分の想像力が足りないと自覚があっても、本気で想像しない限り、想像力は身についていきません。

想像力の足りない人の中には、「本当に悪いんだけど・・・」という言葉を言っておけば、自分のわがままを押し通せると味をしめ、何度も使う人だっています。

相手に寄り添った風の言葉を並べるのと、本気で相手に寄り添うのは、全く違うことです。

そして悲しいことに、その人たちの想像力の足りなさを、毎日毎日補っている人がいます。

誰かに言われた酷い言葉に苦しむ人がいて、誰かのしわ寄せに真正面から向き合う人がいて、誰かのわがままで迷惑をかけられても迅速な対応をする人がいます。

想像力が足りない人の想像力が、あともう少し足りていれば、想像力のある人の想像力は犠牲になりません。

そしてもっと悲しいのは、想像力の足りない人が、「誰かに補われていることを想像できない」という事実です。

想像力の足りない人は、自分の見えていないところで、誰がどんな思いで、どれだけ苦労しているかを想像することができません。

これは、性格がどうとかの問題ではなく、想像力が高い/低いの問題です。

どれだけ想像させようとしても、想像するかどうかは、最終的にはその人次第です。

この負のスパイラルを変えるには、想像力のある人が、誰かの想像力を補うことをやめるしかありません。

想像力は、誰かの不足を補うためにあるわけじゃありません。

その想像力は、誰かを幸せにする種になったり、自分の未来を明るくする灯火になったりと、あらゆる可能性の源として使うことができます。

あなたの想像力を求めている人は必ずいます。

想像力のある人に届くように、少し移動しながら想像力を発揮しましょう。

僕も一緒に動き回るので、どこかの地点でお会いした時は、どうぞよろしくお願いします。

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