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自分で夢を持つ人は、夢に支配されずに生きられる。

「将来の夢がない」
「やりたいことがない」
「特に人生の目標はない」

これは、自称・夢がない人が言うセリフです。

しかし、僕は「夢がない」と言う人に対して、少し思うことがあります。

本当に、ほんの少しの夢も見ていないのだろうか?

ここでいう“夢を見る”というのは、「なりたい職業に憧れること」「やりたいことを達成すること」に限った話ではなく、どうなるか分からないことに対して、「上手くいくかもしれない!」と、自分の未来に期待することを指します。

「将来の夢」と言うと、どうしても職業やライフスタイルの話に偏ってしまいがちですが、それは小さい夢がいくつか叶うことで、ようやく達成されることです。

例えば、「教師になりたい!」と思ったら、まずは大学で資格をとって、教員採用試験に合格して…と、教師になる前に叶えるべき夢がたくさんあります。

しかし、大学に合格するのも、資格を取れるかどうかも、教員採用試験に合格するかどうかも、確実に上手くいくかどうかは分かりません。

そんな不確実なことを頑張れるのは、その時々で、「上手くいくかもしれない…」といった期待を、わずかでも感じているからでしょう。

つまり、「夢を見ない」なんて、ほぼ不可能だと思います。

それでは何の意欲も湧かないし、頑張る気にもなれません。

夢を見るジャンルは、人それぞれ違いますし、夢の叶え方も異なります。

「大金を得ること」に夢を見ている人の中には、株に手を出す人もいるし、ギャンブルにハマる人もいるし、お金を配る系のTwitter投稿をリツイートする人もいます。

「理想の恋愛をすること」に夢を見ている人の中には、マッチングアプリに登録する人もいれば、異性の友達との仲を深める人もいるし、ナンパをする人もいます。

「仕事」の分野で夢見る人は、上手くいくと他人に貢献しやすいので、やたらと素晴らしいこととされがちですが、実は、他ジャンルのことに夢見る人と、本質的にはあまり変わらないと思います。

どんなものであっても、その夢は、生きがいになってしまうのです。

夢見たことを実現するために、多少なりとも歩み寄ってしまいます。

人間には理性があるので、どんな夢を持つかは、自分でコントロールできると思います。

だからこそ、久しぶりに会う友達が、「お金」や「女性」の話ばかりしているのを聞くと、「そのエネルギーを、別の方向に向けたらいいのに・・・」と思うこともあります。

本能に支配された夢を持つのではなく、自分が本能をコントロールしたうえで、夢を見てほしいんです。

もちろん僕だって、「仕事」の分野で夢を見てなければ、彼らと同じように「お金」や「女性」にうつつを抜かして生きている可能性は高いと思います。

どちらも本能を刺激されるような魅力がありますし、他人と話すときも盛り上がりやすいです。

ただ、後から振り返った時に、「ギャンブルで大金を得たり、超美人な女性と付き合った思い出」よりは、「やりたい仕事ができた思い出」の方が僕は欲しかったので、この選択に後悔はありません。

すごい人は、夢を何個も叶えてしまいますが、僕はまだ、仕事の夢を優先したいので、それを目の前にぶら下げながら、これからの人生も生きていきたいと思います。


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