見出し画像

結局、君だと分かってる。

いつもは降りない通過駅。

人に触れたくて降りてみる。

重たい扉をこじ開けて、平気な顔して席に着く。

「家、この辺なんですか?」とか聞かないで。寂しいだけで来たんだから。

知らない人と飲み明かしたけど、何か足りない気がしてる。

終電間際の電車に乗って、君のことを思い出す。

誰にも話せなかったことを、君には聞いてほしくなる。

結局同じなんだけど、今夜は君に電話しよう。

面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!