全力を尽くすことだけが正義じゃない。

子ども時代からの教育のせいか、何においても全力を尽くすことが良いことだと思われています。

そのため、僕らはここぞとばかりに全力を尽くして、自分の能力以上に力を使い、最終的に疲れ果ててしまいます。

全力を尽くした結果、自分が望んだ結果が入ってくるのであれば良いのですが、実際にはそんなことばかりではありません。

全力を尽くしていると、楽しくすることよりも、結果を出すことよりも、いつの間にか「頑張ること」が目的になってしまい、だんだんと自分が辛くなってきます。

とにかくたくさん働いて、とにかくたくさん喋って、とにかくたくさん動けば、いつか報われるだろう。

そんな妄想を膨らませても、妄想のままで終わってしまうことがあります。

では、頑張ることは悪なのだろうか。

きっと、そういうことでもありません。

何もしなければ、誰にも伝わらないし、自分が何もできないまま後悔してしまう可能性も高いです。

では、後悔のない時間を過ごすために、どうすればいいのだろうか。

僕は、自分がやりたいことを見極めて、行動に移すことだと思います。

僕らの生活は、常に時間や環境の制限を受けて生きなくちゃいけません。

常にやれることは限られているし、いつもいつまでもできるとは限りません。

だからこそ、自分が必要だと思ったことはやるべきだし、必要ではないと思うことは、潔く捨てる勇気が必要です。

やるべきことが減ったら、それだけ周りを見る余裕もできてきて、自分の頑張りだけにフォーカスしなくなります。

頑張りすぎてしまう人は、そっちの方が上手くいきやすいし、楽しくもなるでしょう。