やりたいことをやるなら、自分のせいにも他人のせいにもしない。
ここ最近、自分が自分らしく生きている気がしませんでした。
朝起きるのも嫌で、なんでも面倒くさくなって、面白みを感じない毎日を過ごしていました。
なぜだろうかと考えながらも、答えらしい答えが出ず、日々を過ごしていました。
ある日、自分の作業をしながら、こんなことを考えていました。
「これ、アイツらとやれたら、最高だな」
「こんなことしたら、面白くなるだろうな」
「もし、こういうことになったら、超楽しそう」
今までなら、やりたいことが思いつくたびにメモをして、実現できるように勉強したり、提案してみたり、アイデアを練っていたのですが、いつ頃からか、そんなことを思いつく自分に蓋をするようになりました。
その理由は、どうせ上手くいかないと思っていたからです。
やりたいことをやるには、周りの人のやる気、自分のさらに高い能力、コミュニケーション力、時間やお金なども必要になることがあります。
そのたびに、僕は上手くいかなかった過去を思い出し、新しいことをやるのを避けていました。
「また自分だけ本気になって、みんなから迷惑がられるだけだろうなー」
「どうせ自分には、そこまでの能力はないんだろうなー」
「結局、アイツらはやる気ないんだろなー」
無意識のうちに、自分や他人のせいにして、やりたいことを我慢していました。
よくよく考えればわかりますが、失敗の原因に人のせいという理由はありません。
上手くいかない原因は、人ではなく、行為のせいなのです。
それを人のせいにした瞬間、「その人が関わっている以上は上手くいかない」という考え方になってしまいます。
最初は他人のせいにしていたのに、その考え方が馴染んでくると、最終的には「自分が関わっている以上は上手くいかない」という考え方になっていきます。
しかも、無意識にそんな考え方になるから怖い。
人は簡単に変わらなくても、行為というのは変えられます。
やりたいことをやるなかで、自分が上手くいかなさそうになったら、過去の失敗を思い出して失敗を避けるやり方を考えればいい。
足りない部分があるとわかっているなら、補える方法を考えればいい。
たとえ、何かしらのミスしたことがある人でも、やる気も能力もずっと同じ状態だとは限りません。
自分がその人とやるしかない、その人とやりたいと思うなら、協力し合えばいい。
「やりたいことをやる」というのは、人のせいにしている限り、絶対に実現できないのです。
大事なのは、「人」の中に、ちゃんと自分を入れること。
自分は失敗続きだからとか、自分はコミュニケーションが上手くないからとか、自分が性格が悪いからとか、そんなのも行為を変えればなんとかなることです。
自分の能力を上げるか、誰かに補ってもらうか。
実現するためにどうすればいいかを考えなくなれば、そこで終わってしまいます。
それに気がついたとき、このまま人のせいにしつづけて生きるのは辛いと思いました。
そんな理由でやりたいことをやらないのはもったいないし、何よりそんな生き方をしている自分を好きになれない。
だからもう、自分のせいにも他人のせいにもしないと決めました。
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