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【遊び方】ひとり動物園で自分を見つめ直す

僕の趣味は、一人で動物園に行くことです。それも滞在時間は5時間近くいます。

動物園というのは、子どもと行ったり、デートで行ったりするのがベストだと思われがちですが、僕にとって動物園というのは、動物の生態を通して自分を見つめ直す場所です。

楽しみ方としては、パンフレットを持ちながら動物園をゆっくり2周することです。2周することで、さっき寝ていた動物が起きていたりする可能性が高いので、人のペースに合わせずにゆっくり歩いた方が得です。

動物園1周目は、動物の行動を目に焼き付けよう

動物園の動物のほとんどが檻に入れられて、生活しています。僕たちは逮捕されたりしない限りは、そういう生活はありません。かなり制限された生活の中で、動物たちがどんな行動をとっているのかを1周目でじっくり観察してください。

人間が来ても見向きもせず、こっちにケツを向けてエサを食べるオランウータンや、人間がいるとすぐに隠れるタヌキ、人間が来ようが関係ないと眠りっぱなしのライオン、人間が来ると何かを必死に話しかけるオウム、そもそも動物園に属してもいないのにキリンのエサを奪おうとするカラス、どこからか迷い込んできた猫。

最後の方は関係なくなってしまいましたが、動物園以外の動物も動物園の醍醐味です。それは、人間だって対象で、ゴリラが見たいとあんなにはしゃいでいた子どもが、ゴリラを目の当たりにすると絶句したり、動物園の動物なんかより、隣にいる彼女の手を握るタイミングを考えている男など、もうすべてが愛らしく見えてきます(笑)。

動物園2周目は、自分が檻に入ると仮定して回ろう

1周目は普通に観察していてもいいですが、2周目からは、自分が今、檻に入れられたらどんな行動をとるのかを考えましょう。

他の動物の行動パターンを考えながら、自分は人間が来たらこういう風にしてしまうなぁとか、だれも見ていなければずっと奥に引っ込んでるなぁとか、その動物に自分を当てはめて、ゆっくり歩いてみてください。

動物によっては、子どもがいたり、争いがあったり、ずっとひとりだったりします。これは僕の仮説でしかないのですが、その時にとる行動こそが、僕らの本質なのではないかと思います。

自分だけで人間の気を惹きたい動物もいるでしょうし、飼育員と一緒に仕事をしたい動物もいるでしょうし、そんなものを考えずにエサを食べていたい動物もいるでしょう。

あなたはどうでしょうか?

それを確かめに動物園に行ってみてください。答えが分かれば、動物園を出た後で、その行動をとってみてください。あくまで僕の持論なので、保証はできませんが、行き詰ったとき、ちょっと自分に素直になれますよ(笑)。

ちなみに僕は、人の気を惹きたい動物だと思いました。そもそも人間に見られていることが落ち着かないと思うので、ここで逆に人間の気を惹いて、人間を落ち着かせないで楽しませたい。可愛いふりもするでしょうし、スゴ技も覚えるでしょう。ファンなんてついたら最高ですよ(笑)。毎日退屈しないで済みますし、自分のことを心配してくれる人も来てくれます(笑)。

動物園に行く前に、予習するべき1曲

とは言っても、今すぐに動物園に行ける状況にない人もいるでしょう。そういう人は、予習として、ECHOESの「ZOO」という曲をおすすめします。動物を通して、人間のことを描写している歌詞が、深く心に刺さるでしょう。この情報過多な時代の今、自分との時間をとった時に聴いてほしい1曲です。多分、少し涙が出ると思います(笑)。

あなただって動物です!違う世界で生きる仲間に会いに行きましょう。

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