「ストレス解消法」には、「こう生きたい」が隠れている。
週に一度ぐらいのペースで、僕はゲームセンターに通っています。
そこでやるのは、プライズゲーム。
プライズゲームとは、景品獲得を目的としたアーケードゲームのことで、クレーンゲームなども含まれます。
どういうわけか、これをやっている時間が一番の安らぎであり、もっともリラックスできるのです。
毎回、クレーンゲームで景品がとれたときの快感を得るべく、景品をとるために試行錯誤していると、すべてのことを忘れられます。
なぜ僕は、こんなにプライズゲームにハマれるのか。
どうして家庭用ゲームやスマホゲームではダメなのか。
その理由は、考えることが制限されるからです。
プライズゲームでは、誰にも配慮することなく、ただただ純粋に景品をとる方法を考えます。
景品が取り口付近まで来ることにドキドキしたり、景品がびくともしないときにイライラしたり、一発で景品がとれたことに驚いたりしながら、ひたすらアームを動かします。
「景品がとれるかとれないか」の一点を考えればいいので、精神的に解放されるのです。
仕事や私生活では、そんなシンプルに考えることはできません。
どうしても、誰かのことが頭に浮かんでくるし、自分自身のことも考えてしまいます。
僕の性格上、家庭用ゲームやスマホゲームに時間やお金を使い過ぎていると、どうしても不安になってしまうのです。
「こんなことしてていいのか?」と、最後は必ず自分を責めてしまいます。
しかし、プライズゲームなら、所持金がなくなったら終わるので、最初の時点でお金をあまり持って行かなければ、時間やお金を使い過ぎることはありません。
考えすぎな自分を抑えるためには、うってつけの環境なんです。
だから、制限のあるゲームセンターに駆け込みたくなるんです。
裏を返せば、僕は制限がないと、無意識のうちに複雑なことを考えてしまうから、疲れてしまっているのかもしれません。
おそらく、考えなくていいことまで考えているのでしょう。
ストレス解消法を見つめれば、自分がどんな生き方をしたいのかが見えてきます。
僕は、ストレス解消法がコロコロ変わっており、ひとりカラオケや湾岸ミッドナイト、自転車爆走、ラウンドワンのスポッチャなど、あらゆることをしてきました。
その時期その時期で、ストレスを感じていた部分は異なっていました。
どんなことに気持ち良さを感じているのか、なぜ日常を忘れられるのか。
ストレス解消法と向き合って、それを今一度、考え直してみるのも良いかもしれません。
今の僕は、シンプルに生きたいという気持ちが強いようです。
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