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自分を生きているからこそ、他人を優先できる。

人の気持ちを優先する人は、優しいのだろうか。

僕は、気がついたら、いつも人の気持ちを優先してしまいます。

「俺が行ったら喜ぶかな?」
「こんなこと言ったら喜ぶかな?」
「こんなことしたら喜ぶかな?」

相手が喜ぶことを第一に動いてしまい、喜んでもらえたら満足することができます。

しかし、自分の気持ちはどこに行くのでしょうか。

僕は、何がしたいと思っているのか。そして、それを本当にしたいと思っているのか。

例えば、誰かに遊びに誘われたとき、僕は都合が良ければ、基本的に行くことにしています。

僕がその場に行って喜んでくれるのなら、他のことがしたいという気持ちに簡単に勝つことができるのですが、これが、誰も喜ぶ姿が思い浮かばない時は、ほとんど断っています。

つまり、自分が行きたいかどうかより、自分が必要かどうかで動いているのです。

気がつくと、自分の意志は消えてしまっています。

このままじゃ、他人の人生を生きることになる・・・。

そう思った僕は、「自分の本当にやりたいこと」は何なのかを考えてみました。

しかし、しばらく考えても、何も思いつきませんでした。

日頃から、放送作家の仕事以外にもいろんな活動をして、自分のやりたいことをやれている僕は、そんなにやりたいことがないのです。

次の企画、こんなのどうだろうか?

次のnote、こんな感じにしようかな。

次の曲、こんなのやりたいなぁ・・・。

自分がやりたいことというと、どうしても特定の分野に限られてしまい、幅が狭くなってしまいます。

だったら、人が喜ぶことをやりたい。

一周回って、またこの結論に至りました。

もちろん、嫌いな人を喜ばせたい気持ちはないので、僕が喜ばせたいと思う人は、当然、僕が好きな人です。

つまり、他人を優先したくなるのは、その人が好きだからでしょう。

好きな人に会いたいけど、自分のわがままは押しつけたくない。

だから、その人を優先した付き合い方をしてしまうんです。

もし、自分よりもあなたのことを優先してくれる人がいるなら、その人もそういう気持ちだと思います。

その人は、自分の人生を十分に生きているので、ときには、あなたの人生を分けてあげてください。

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