悪い決断をしないために、悪い空気に流されない。
人は、ものすごく流されやすい生き物だと思います。
周りの人からみれば、僕はこだわりが強く、あまり流されない人に見えるそうですが、そんな僕でも人に流されることは何度もありますし、それがすべて悪いことだとは思っていません。
誰かの言葉をきっかけに、これまで興味がなかった新しいジャンルに興味を持つのは良いことですし、誰かの意見を参考に、より適切な判断を下すことも必要なことだと思います。
しかし、「流されること」は、時として、悪くはたらくこともあります。
それは、自分が幸せじゃない方向に流されるときです。
どう考えれば幸せなのかは分かっているのに、どうしても自分の心が落ち込む方向に考えてしまう。
どう決断すれば幸せなのかは分かっているのに、どうしても勇気が出ずに何も変わらない自分を維持してしまう。
人間は慣れる生き物なので、一度悪い流され方に慣れると、どんどんそちらに流されやすくなるし、その結果、生きづらく感じることがあります。
最悪の場合、その生きづらさを自覚したくなくて、すべてに目をつぶってしまうこともあるでしょう。
僕は、自分が悪い流され方をしたときは、なるべく早く気付いて、すぐに考え方を修正するように心がけています。
僕が最も悪い感情に流されやすくなるのは、誘いを断られたときです。
友達を誘って断られるたびに、「俺って、人望ないからな」「っていうか、アイツから誘ってきたことないよな」「毎回、俺に付き合わせて申し訳ないな・・・」など、どんどんネガティブな言葉が湧き出ます。
ただ単純に、その日が都合が悪かっただけなのに、自分のせいにしないと相手を嫌いになりそうだから、どんどん自分を追い込んでいくのです。
その結果、どんどん悪い感情に流されていきます。
だったらもう、今後は自分から誘うのはやめよう。
自分を傷つけないために、そんな結論に辿り着こうとすることもありますが、そこでハッとします。
ちょっと待て。それって、悪い方向に流されていないか?
僕からすれば、友達と遊ぶことは人生の中で最上級に楽しいことで、いくら日程が合いにくいからといって、楽しい時間をゼロにするのは幸せじゃないし、賢明じゃない。
ちょっと落ち込んだ後に、そのことに気がついて、僕は考え方を変えます。
「じゃあ、違う友達と遊べばいい」「友達との予定を延ばして、今週は溜まっている仕事をやっつけよう」「この不満を面白く話したり、書いたりしよう」など、最終的に自分が幸せになる方向に持っていきます。
すべてに目をつぶって、楽しさも辛さも捨てるのではなく、自分が楽しめる方向に進めるように決断した方が良いに決まっている。
もちろん、どうしても辛い場合は、距離をとったり、関係を断ち切ることも必要だと思います。
最終的な決定権は、すべて自分にあります。
すべてに目をつぶって決断する前に、自分が幸せになれる道はないかと模索するのも、人間の醍醐味です。
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