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【北海道のひだりうえ】2020年を12枚の写真で振り返る

北海道のひだりうえで撮影した写真で振り返る

2020年に北海道のひだりうえで撮影した12枚の写真たち。散歩的に撮影した写真がほとんどではあるけれど、思い入れがあるものも。何年住んでも、何度撮影しても飽きない、自分のお気に入りのフィールドで撮影した写真。

1月/樹遠大橋からのぞく樹影(遠別町)

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年明け、1月9日。めずらしく晴れ渡る空にワクワクしながら散歩しながら撮影。小高い丘にある富士見ヶ丘公園へと向かう「樹遠大橋」から樹影をのぞく。毎年くりかえしているお気に入りの風景。

2月/船上から見る凪いだ日本海(遠別町)

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ミズダコ漁に同行した際に撮影した凪いだ日本海。漁師でもなかなか見ることができない、と言うほど凪いだ海の青はとても美しく夢中で何枚もシャッターを切った。

3月/見守りの樹(遠別町)

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勝手に「見守りの樹」と名付けて愛でている、海岸にポツンとたたずむ樹。春から夏にかけての季節は笹藪がひどくて目立つことはないけれど、冬の間だけ存在感を見せつけてくれる。

4月/マジックアワーと利尻岳(遠別町)

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北海道のひだりうえが誇る夕景、特に利尻岳とマジックアワーの組み合わせが大好きだ。4月、遠別に訪れる渡り鳥の白鳥がV字型編隊を組んで、ちょうど利尻岳の上を通り過ぎて行った。4月の夕方は白鳥の鳴き声がいたるところから聴こえてにぎやか。

5月/ヒラメ漁と利尻岳(遠別町)

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ヒラメ底建網漁に同行撮影した際に撮影した写真。船上の勇ましい漁師の動きは何度見ても惚れ惚れする。背景にはまだ冠雪が残る利尻岳。

6月/曇天のバス停留所(苫前町)

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北海道のひだりうえにはFUJIFILMのクラシックネガがよく似合う。哀愁をはらんだ灰色と青と緑。新しく購入したX-T4で撮影したはじめての写真。

7月/マジックアワーと金比羅神社(初山別村)

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北海道のひだりうえが誇るパワースポット、初山別村の金比羅神社のマジックアワーをスローシャッターで切り取る。毎年飽きずに撮り続けている被写体のひとつ。

8月/海に浮かぶ利尻岳(遠別町)

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晴れの日しか見ることができない利尻岳ではあるが、時折曇り空の間から顔を出すことがある。雲の上に浮かんでいるように見える景色を見ることができると少し得をした気分になる。

9月/日本海と声問(稚内市声問)

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稚内市の北部に位置する声問(こえとい)地区にたたずむバス停。音の響きが妙に気に入って、何枚もシャッターを切っていた。

10月/廃車と日本海(増毛町)

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廃屋の前に打ち捨てられていた廃車。風の強い日で、空からは光芒が射しており、荒廃と光のコントラストに心が沸いた。

11月/雪とエゾシカ(遠別町)

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遠別町に初雪が降った日、夕暮れ、旭温泉からの帰り道に牧草地で見かけた二頭の若いオスジカ。僕に気がついて、逃げようかどうしようか話し合っているように見えた。

12月/冬の暖かい夜(遠別町)

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毎年この季節が来ると思う、冬の暖かい夜。大粒の雪がひっきりなしに降る夜はオレンジ色の街灯を雪が反射して街全体が暖色に染まる。自宅の前で毎年この風景を撮っているような気がする。

足りないピースを埋めるように撮影する

改めて振り返ってみても、自分が好きな被写体は相変わらず、写真の初期衝動を刺激した「夕陽」と「利尻岳」なんだなあ、と思う。知らない町に出かけて撮影する写真とは違って、自分の住むフィールドで撮影していると、足ていないピースを埋めていくような、そんな感覚を持ちながら撮影している気がする。

いわゆる「絶景」のような景色にはなかなか出会うことはできないけれど、毎年変わらない景色を見つめ続けていると少しずつ解像度が上がり、また、新しいものが見えていく。そういう楽しみ方は住んでいるからこそ味わえるもの。

2020年の撮影総数は約128,070枚。月で言うとひと月に10,672枚、一日で言うと350枚。それだけ撮っても、まったく飽きない写真ってやつは、ほんとうに良い趣味だ。

使用機材

ボディ
FUJIFILM X-T2
FUJIFILM X-T4
レンズ
XF35mmF2 R WR
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
XF16-80mmF4 R OIS WR
XF56mmF1.2 R
アクセサリー
・Profoto A10

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