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不便さを愛でる|202404|roll film#1

はじめるきっかけを探していた

2024年2月、デジタル一眼レフカメラを手にして写真を撮り始めて10年目となる節目にフィルムカメラで定期的に写真を撮ることをはじめた。

無数にあるフィルムカメラのなかから、自分にあったものを探し出すのはなかなかに億劫だなあ、現像するための郵送が苦手だなあ、と敬遠していたのだけれども、友人の祖父が使っていたという「CanonFTb」をお借りすることが良いきっかけになった。

ひと月に一度はフィルムを現像しながら、少しずつフィルムの感覚をつかんでいこうと思う。


CanonFTb + FD50mm f1.4 s.s.c


CanonFTb + FD50mm f1.4 s.s.c


海に浮かぶ利尻岳と激しい日本海の波濤



日没と波間



カモメが海上を飛んでいく



引く波




漂着物で埋め尽くされた海岸




雪解けの海岸に咲くスイセン




雪解けの沢に咲く水芭蕉



フィルム/kodak GOLD 200


Canon Autoboy SⅡ


Canon Autoboy SⅡ

せっかくなら持ち歩きやすいコンパクトフィルムカメラも、と、作例などを見比べながら比較的安価で扱いやすそうな「CanonAutoboyS II」を気づけば購入していた。


キャンピングカーを運転する友人




駐車場でストライダー




漁業用ブイと遊ぶ




漁業用ブイと波と遊ぶ





抱き上げる




飲み終わり


フィルム/kodak GOLD 200


不便さを愛でる

もともとデジタル一眼レフカメラから写真との関わりがスタートしていることもあって、圧倒的に不便さを感じるフィルムカメラとの関わり方。いま暮らしている場所から一番近い現像所は車で2時間弱。値上がり続けるフィルム。増え続ける機材。それでも、写真と付き合っていくであろう生涯の中でフィルムカメラの存在を無視し続けることはない、ということはうすうす感じていた。あえて不便さを受け入れ、愛でるように。

撮影を終えたファーストロールを梱包し、苦手な郵送作業を終えてフィルム現像を待つ。写真に興味を持って初めて一眼レフカメラを手にした10年前と似たような期待が胸を打つ。


今回お願いした現像所


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