【新築or空き家】 田舎移住であなたに向いてるのはどっち? 〜新築編〜
これから田舎暮らしを始める人にとって、
「新築」という選択は
ハッキリ言って
リスクがあります。
田舎暮らしは
どれだけ憧れていても
万人に合う暮らし方ではありません。
新築を建てたのに
田舎暮らしは自分たちには合わなかった。
となっては目も当てられません。
とはいえ、
空き家にも新築にも
それぞれのメリット・デメリットや
向き・不向きがあります。
今回は、
田舎暮らしで“新築”を建てるメリットとデメリット、
どんな人に新築が向いているかを紹介します。
この話の『空き家編』については
こちら↓↓からご覧ください。
田舎暮らしで新築を買うメリット
◯メリット1:綺麗
住まいは生活の三大要素、
「衣・食・住」に該当するほど、
人間にとって重要な役割があります。
住まいが綺麗であれば、
それだけでも心が整い、
生活の満足度も高くなります。
古民家や空き家の場合は
よっぽどでもない限り、
小汚い物件がほとんどです。
田舎での新生活を
綺麗な空間で気持ちよく始められるか、
小汚さに不満を抱えながらスタートを切るか。
その後の田舎暮らしへの楽しさが変わるのは当然です。
◯メリット2:間取りや設備機器の融通が効く
注文住宅に限った話ではありますが、
間取りや住宅の性能を
自分たちに合わせて建てられるのは
新築の大きなメリットです。
田舎暮らしで快適に暮らすためには
その土地に合わせた設計が重要です。
土地の周りに木々が多かったり
山に囲まれていると、
日当たりが悪かったり湿気が溜まりやすかったり
色々な弊害が生じます。
注文住宅なら
その土地に合った家を建てることができます。
せっかく家を買うなら
自分たちのライフスタイルに合わせて建てた方が
充実感が高まります。
◯メリット3:断熱性・気密性が高い
田舎は、
夏に虫が多くて、冬は寒い地域です。
断熱性と気密性が高いと
外気温の影響を受けにくく、
虫の侵入を軽減させることができます。
冷暖房費の削減にも貢献します。
◯メリット4:ある程度の品質が保証されている
新築だから絶対安心!
というわけではありませんが、
新築住宅には「瑕疵担保」という制度があるので
最低限の耐久性や防水性は保証されています。
注文住宅なら
構造材のグレードを上げたり、
免震構造を導入したりすることも可能です。
◯メリット5:移住計画が立てやすい
注文住宅の場合は
引き渡しまでの時間はかかりますが、
着工が始まれば大きくズレることはないので
移住計画が立てられます。
空き家の場合は
理想の家に出会えるタイミングは未定ですし、
購入後の掃除やリフォームなど
計画を立てても
思い通りに進まないことは多々あります。
田舎暮らしで新築を買うデメリット
Xデメリット1:高額
新築の一番のデメリットは高額であることです。
どれだけ快適に過ごすことができても、
価格と天秤にかけて検討する必要があります。
ただし、いくら空き家が「安い」と言っても
リフォーム費用が高額に膨れ上がることもあります。
場合によっては安い空き家を買うよりも
新築を建てた方が結果的に安く収まることもあるので
よく検討しないといけません。
それを防ぐためには
先に移住希望地で信頼できる住宅会社を見つけて
空き家改修と新築をそれぞれ相談することがお勧めです。
Xデメリット2:売るときに価値が下がっている可能性がある
日本の住宅制度として、
建てるときにはお金がかかりますが
価値を失うのが早い。
という特徴があります。
どれだけこだわって高価な家を建てても
歳をとって田舎暮らしが大変になった頃に売ろうとしても
その頃には全く価値が付かなくなっていることもあります。
Xデメリット3:田舎暮らしが性に合わなかったときは悲惨
せっかく新築を建てたけど、
そもそも田舎暮らしのライフスタイルが
自分たちに合わなかったら目も当てられません。
とはいえ、
どれだけ憧れていても
結局はやってみないとわからないこともあります。
田舎暮らしの経験が全くない方は
一旦、新築ではなく賃貸で数年
田舎暮らしを試してみることで
この失敗を防ぐことができます。
田舎暮らして“新築”を建てるのに向いている人とは?
これまでのメリット・デメリットを整理して、
田舎暮らしで新築を建てても大丈夫な人についてまとめます。
【 田舎暮らしの経験がある人 】
新築を建てる際に一番避けたい失敗は
「新築を建てたはいいけど、やっぱり田舎暮らしはムリかも…」
という状態です。
それを避けるためには
「田舎暮らしがどういうものなのか」
経験を通して熟知している必要があります。
【 移住先の土地勘がある人、Uターンの人 】
実家が近かったり、
そこに居住経験があったり、
その土地についてよく理解している場合も
田舎暮らしで失敗する可能性は低いので
新築の選択もありかと思います。
【 断熱や気密をガッツリ取りたい人 】
寒さが苦手な方や
ご年配の方など
快適性を重視する方は
新築でないと実現が難しい場合があります。
空き家で快適性を求めると
工事が大掛かりになり、
新築を購入した方が手っ取り早いこともあります。
特にご年配の方は
冬場の暖房により
部屋の寒暖差が大きい暮らしをしていると
ヒートショックを起こす危険性もあります。
ヒートショックによる年間死亡者数は
交通事故死よりも多いことからも
断熱性・気密性は真剣に検討する必要があります。
まとめ
新築は“快適性と価格のどちらを重視するか”が
ポイントになります。
田舎でも快適に心地よく暮らしたいなら
新築で建ててしまう方が手っ取り早く実現できます。
空き家をに快適性を求めてリフォームすると
結局新築並みの金額になることもあるので、
住宅会社と相談しながら検討してください。
その土地で田舎暮らしを経験しており
失敗する可能性が低い人、
ずっとその土地に住む可能性が高い人は
新築を購入するのもありかと思います。
もし、“新築に向いている人”に該当していなくても
新築を建てたい場合は
一旦、希望地の近くで賃貸を借りて
数年暮らしてみてから検討することをおすすめします。
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