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夫婦で精神障害を抱えて生きる


今年も半年が過ぎてしまいました。
2月までは引っ越し準備、引っ越してからはしばらくはハイテンション、その後に夫婦二人して反動が来てぐずぐずな状態になっていたのですが…。

昨年夏、夫が休職したときに「もう仕事は早期に辞める方向で考えたい。ただ経済的なこともあるから、会社に行ける間だけは行きたい」という方向性で夫婦で話をしていました。
その一環として、マンションのローンを整理して引っ越したりしていたのです。

昨年秋には休職から復帰していた夫が、3月には再び休職、5月中旬に一度復帰したのですが6月にはまた会社に行けなくなり。
今は、「もう会社に行くのは限界かもしれない」などと気弱なことを言ったりしています。

夫はずっと「うつ病」と診断されていたのですが、この6月に「双極性障害」と診断名が変わりました。鬱状態だけが症状であることから、ハイテンションになる躁状態の病相も併せ持った病気、ということになります。
うつ病と診断されていた人が後になって双極性障害と診断されることはよくあることらしいのですが、治療方法が違ってくるのでこれは大きな節目です。
しかし、「心の風邪」とも言われてちょっと軽いイメージの有る「うつ病」から、ガチの精神疾患である「双極性障害」に診断が変わると、「ああ、私だけでも統合失調感情障害と言うややこしい障害なのに、夫まで」と、ちょっとガックリくるところもあります。

診断名のこともあるのですが、この春先くらいから私は、
「うちはもう夫婦二人とも精神疾患だから、障害者として受けられる支援はできるだけ受けたほうがいいのではないか」
と思うようになりました。

しかし、日本の福祉というものはじっと待っていても自然と手を差し伸べて貰えるものではなく、どういう制度があるかを知って自ら申告していかないと支援が受けられないという面があります。(これは仕方のないことだと思います)

なので、「どういう支援が受けられるか」をずっと調べ続けていたのですが、これがなかなかわかりそうでわかりませんでした。

私は今、例えば障害年金の申請をしようとしていますが、これについても自分に受給資格があることを長い間知らず、自分は貰えないものとずっと勘違いしていました。
受給資格はどうやって確認するのか、受給するための手続きはどうなのかー、こういうことはネットを検索し年金事務所を予約して出向いたりして、やっとわかることだったのですが、受給資格が発生してから申請までに年月が経ちすぎて、揃えるべき書類が非常に煩雑になっているため、申請しようと思い立ってから4ヶ月、まだ申請できていません。


夫が失業しそうな状況、夫婦共に精神疾患で生活がたち行かないー、そんな状況でも公の支援はあるのかないのか、そういう情報を得るのは本当に一筋縄ではいかない印象を受けています。

市役所、社会福祉協議会、生活支援センター、年金事務所などなど、どこでどんなことをして頂けるのか、当たってみないとわからないことだらけでした。

いろいろ聞いてみた結果、とりあえず今週から訪問看護に着て頂けることになりました。
「訪問看護」というのも、私達に必要なものかどうか最初はわからなかったのですが、今受けられる支援の中では適しているのではないかと思っています。


そういう支援に関することについては、SNSで知り合った方から教えて頂いた情報が非常に役にたちました。
普段、なにげなく暇つぶし的にSNSでやり取りしてる、ハンドルネームしか知らないけどもう数年のお付き合いになっている方々、そういう方からの情報が本当にありがたかったです。
むしろ、SNS上での知り合いの方の情報が無ければ、障害年金のことも訪問看護のことも進まなかったと思います。
本当に感謝しています。

SNS上におられる精神疾患の方でも、「どうすれば精神疾患に少しでも対処できるようになり、有益な情報を広められるか」という方向性の方々がおられ、私はそういう方々を尊敬しています。


ともあれ、うちの家庭はこのまま夫が会社をいつ辞めるのかわかりませんし、厳しい生活になって行くのでしょうが、無理をしない程度にしんどさに流されないようにしたいなぁ、と思っています。


※去年より進んだこと

  • マンションのローンが整理できた

  • 車のローン整理中

  • 家計簿をつけて支出が明確になった

  • 障害年金受給準備中

  • 訪問看護を受けることになった


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