そういえば移る前に調べたこと:移住地は地震大丈夫か
結論、タイトル通り地震大丈夫か確認した方がいいですよって話です。
以下経緯
出身が静岡県だったので、小さい頃から地震の怖ろしさを刷り込まれていました。
2000年に当時6歳だった頃の私は、子供ながらに世界滅亡を唱えるノストラダムスの大予言に恐怖してました。無事2000年を乗り越えても次は絶対に東海地震は来ると言われて、なんで生まれてすぐ死ぬ運命なんやと悲嘆し、追い打ちをかけるように、2006年にはアメリカの元副大統領のアルゴアさんが不都合な真実で、このままだと地球温暖化で地球終わるよって言っててあぁ終わったわって絶望していました。
手相でも長ければ長いほどよいと言われている生命線が、普通の人の半分くらいのところで一旦途切れており、なんていうかもう
「おれは太く短く生きる...」って誇り高き中二病戦士になるべくしてなったなっていた過去があります。
余談ですが、そのころ読んでいた司馬遼太郎の「峠」という本の主人公が「俺はカラスと同じで、太陽を直視できる」と言っていたので、「俺もできる」と思って太陽見てました。普通に目悪くなりました。
大学は親の「あんたは東に行ったら人生終わり」という謎の言葉を受け、気味が悪いので静岡からして西の方にある、京都の大学に行って、ようやく束の間の安寧を得ることができました。
話が逸れに逸れましたが、ようは昔から地震に恐怖の感情がめっちゃあるっていうことが言いたかったのです。別に私はスティーブジョブズに言われなくても、メメントモリ(死を思え)の精神持っていたよっていう話じゃないですよ。
さて、26歳になって少しそんな地震への気持ちが薄らいでいたころ、
岐阜県の付知に行くかもって、石ころ好きが共通の趣味の自然科学博士系の友達に伝えました。そしたら、
「いなごライダーさん、その辺めちゃくちゃ断層地帯ですけど、大丈夫っすか?」と言われました。
ええええええーってなり、そこから調べるとすぐに阿寺断層なるものが存在することを知りました。
前回のお話にも出ていた築27年の木造二階のお部屋はトラックが通るたびに揺れていたので、何かもう揺れている状態に慢心していたのかもしれません。
東海地震を避けてまた違う地震に突き当たる、何か新しいことわざを生み出しそうな気分になりましたが、その絶望を同じ付知地区に将来行きたいと言っていた後輩に分かちあおうと、その後輩に阿寺断層について教えました。
すると、しばらくたって、その後輩から下記の論文が送られてきて、
「阿寺断層は今後300年以内に地震が起こる確率信頼度低いですが、0,02%らしいですよ」って調べてくれたの教えてくれました。
どうやら以前起こった地震から、地球の年月単位で見るとあんまり時間が経過していないらしく、 地下でエネルギーがすでに放出されている状態のようでした。
やったね!って喜びを分かち合って、早速さっきの石ころ友達に伝えたところ、めっちゃ調べこんでますねって驚いてて、ふふふって自分は右往左往しているだけにもかかわらず、嬉しくなりました。
続けて、自然科学博士系の友達曰く、
「まあ結局地震が起きる予測って様々な議論があるように、あんまり信じられないんですけどね。
・・・
ま、いなごライダーさん、断層が出来たら一緒に観に行きましょうよ。
めちゃくちゃ貴重ですよっ」
ってばりばりマッドサイエンティストな感じを素で出してて、それはそれでかっこよかったです。
なんていうか、アメコミとかの、
ハリウッド映画の最後で、仕留め損ねた敵役のマッドサイエンティストが言い放って闇に消えるセリフっぽいのがクールでした。
つまり、結論は地震が起きないかちゃんと確認しておきましょうってお話でした。
終わり。
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