実際に田舎暮らしして3日目にて思うこと
ネット上には、「田舎暮らしに憧れる」といった記事や「田舎に住んでもう二年くらい経ちました」みたいな記事をよく見かけます。
田舎暮らしがある程度落ち着いて「農業やって暮らしています」とか「古民家のリフォームしています」とか楽しそうなお話を観る機会は多いし、反対に「やっぱり辛くて都心に戻った」とかいうお話もよく聞きますね。
そんな人生の甘い辛いをなめている諸先輩方の背中を追う身としては、正直この移って三日目という、きゅうりでいうと浅漬けにすらなっていない、みずみずしいシャキシャキ野郎が何か物申すこと自体恥ずかしいし、
きっと10年後の私は黒歴史として断罪するに間違いないんですけど、
だからこそ、この浅漬け未満のありのままの私についてここに残しておこうと思います。
良かったこと(主観的)
・ある程度大音量で音楽聞いてても許される
今まで住んでいた築20年1K木造建築の二階のお部屋は、壁、床がとても薄く、隣の人が鼻歌で奏でていた嵐の曲もまる聞こえでした。なにがラブソースイートじゃ!!って心がすさんでいました。
そんな状態だから、お互い暗黙の了解で22時以降は大きな音を出さないと取り決めていました。ただ、時々その領域を侵犯して隣人が大声で友達としゃべったりしたときは、報復措置として大音量で「リンダリンダ」を流しこちらに聞こえてますよとアピールしていました。
田舎に移ってからはリンダリンダを報復措置としてでなく、少し音量を上げて聞くことができ、平和な純粋にどぶねずみになりたい人の曲として感じいることができ魂が震えました。結構これはほんとうに感動でした。
・鼻歌が許される
上と同じ理由で気兼ねなく鼻歌歌えます。
・家が広い
家賃安いのに家が広くて、六畳半いっぱいの段ボールをまだ全然かたずけられてないけど、椅子に座れます。(全然伝わってない気しかしない)
・IHじゃない、ガスで調理できる
最近ずっとIHだったから、ガスのにおいがなぜか食欲をそそります。
・川がきれい
付知川マジできれいでびっくりです。京都の鴨川も好きでしたが、こちらの川には鴨川の法則が発動されていなくて、混じりけない、純度100%の気持ちで、きれいなジャイアン並みの澄んだ瞳で川を眺めることが出来ます。
また、川の土手には桜の木がいっぱい植えてあって、今から楽しみです。
前住んでいた東京の善通寺川とは比べるまでもないです。(あそこカワセミいたのがすごい)
・人がいない 音がしない
東京にいる時は、何かしらの音が24時間響いていましたが、それがなくなって、少し心がふぅぅ...て落ち着いた気がします。
また、電車移動もなくなり、原付で移動することがほとんどなので、
人に揉まれるという現象がなくなりました。
・夜まっくら
昼は素敵なところなのに、夜になると街灯もほとんどないため
スマホのライトだけが頼りなホラーな感じになります。
建物の中とか特に。最初びびりました。だがこれは常に明るいより身体のリズム的にはいいことなんじゃないでしょうか。
辛いこと(主観的)
・寒い
夜部屋があったかいと寝られないたちなので、あんまり暖房使わないのですが、東京の頃は、上に羽毛と厚い布団の2枚、頑張っても3枚の布団を重ねただけで余裕だったのですが、こちらの寒さは強く限界突破の4枚が通常になっててそこはびっくりです。うちに常備しているお客さん用の布団も全て使っての生活になってます。
・吉野家が22キロ先
あー吉野家くいてえってなっても22キロ先なので、諦めました。
徒歩だと時速4キロなので、5時間半でいけます。往復11時間かかります。
・ごみ捨てが家の前じゃない
都心で家の前がごみ捨て場だったあの頃でもごみ朝出すのしんどかったのに、さらに遠くになりこれは大変ですね。
以上三日目の私でした。
人間関係は今のところ、ん、ちょっと濃ゆいそうだなーくらいの印象です。
ポテトチップスのうすしお味くらい。
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