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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.095 読書 夏見正隆「イーグル生還せよ―スクランブル」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は読書 夏見正隆さんの「イーグル生還せよ―スクランブル」についてです。

航空自衛隊が戦う小説「スクランブル」シリーズの第7弾。

この2022年の春から夏にかけてこのシリーズで楽しませてもらいました。

毎回そんなことあるわけないじゃないかという展開なのに

なぜだかもう夢中で読ませてしまう筆腕には恐れ入ります。

もうこういうものだと思えば、完全エンターテインメントです。

さて、そう割り切っている自分でしたが、さすがに今回の展開は驚きました。

自衛隊の女性パイロットが双子の女優と間違えられて、北朝鮮の首領への貢物として誘拐され北朝鮮へ連れられ、ジャンボで脱出、ミグと戦闘するという展開。

もう凄すぎて・・・けど面白かったですw

そうエンターテインメント小説にリアリティを求めてはいけませんw



物語は、航空自衛隊の女性パイロット鏡黒羽は、女優の双子の妹が演技ができないとこっそり成り代わって代役をする。

しかし入れ替わったとき妹と間違えられて何者かにスタンガンで気絶させられる。

気がつくとジャンボジェット機の中。

必死に拉致された箱から脱出し、貨物室から機内に行くが、そこには学生の平和訪問団がいた。

ただ、何かがおかしい。

様子を探り話を聞くと、国会議員が平和訪問団を装って大量のお金と、鏡の双子の女優を将軍の貢物として北朝鮮に運んでいるらしい。

北朝鮮につくと、軍隊が乗り込んでくる中、鏡は平和訪問団の少女と一緒に
ジャンボジェット機を奪い北朝鮮から脱出する。

それを北朝鮮の戦闘機ミグが追ってくる。

天才パイロットの鏡は初めてのジャンボを操りながら、ミグと戦う。



もう漫画ですか!ハリウッドアクション映画ですか!

もうここまで振り切ると楽しいですね。

ありえないことがこんなに面白いとは。

例え戦闘機乗りでもジャンボを操縦できるのでしょうか?

例えば自家用車を運転していても大型トラックを運転できるでしょうか。

いいんです。エンターテインメントです!



この小説、最初はOLからパイロットになった漆沢 美砂生が主人公でしたが

それから優しくて少し頼りないパイロット風谷 修が主人公になり、

そして段々と天才パイロット鏡 黒羽が主人公に。

今回は漆沢さん全く出ない・・・。

全くわかりませんw

こんなに風に主人公が代わる小説はあまり見たことがありません。

なんで小説の話なのに、漆沢さんはどうしたんだと、モヤモヤしないといけないんでしょうw

もう主人公交代で良いのでしょうか。

最後までこのシリーズ付き合います!




微かに床面が上り坂になっていたから、「機種はこっち」と分かる。
飛行機は、どんな機種でも巡航中はわずかに機種を上げの姿勢で飛ぶ。
/「イーグル生還せよ―スクランブル」






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