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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.122 読書 夏見正隆 「決戦! 日本海上空 上、下: スクランブル」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は読書 夏見正隆さんの 「決戦! 日本海上空 上下巻: スクランブル」についてです。

航空自衛隊が活躍する「スクランブルシリーズ」第11弾。

前回なぜアメリカ軍が航空自衛隊と戦競(実戦に近い模擬戦)したのかがわかる。

同盟国のベトナムが中国基地を攻撃するサポートをアメリカ軍はしていたが、敵の凄腕パイロット牙にことごとくやられ作戦は失敗した。

そのために何度か牙と戦ったことのある自衛隊と、共同で牙を討つ。

アメリカ空軍と航空自衛隊vs牙!

これは熱い戦いになります。

この上下巻、本の厚さの違いでわかるように上巻はまさにプロローグ。

下巻の後半はついにバトルが始まります。

その話がメインで、そこへいつものように国際情勢や政治が絡んできます。

今回は韓国大統領の話が。前々回の女性大統領がモデルでしょうね。

ここまでひどく荒唐無稽に描いて大丈夫でしょうかと心配になりますw

まあフィクションですから。

さあどんどん強くなってきたF15イーグルの自衛隊パイロットたち、アメリカ空軍最新最強F22ラプターのエースパイロットと組んで、最恐のテロリスト牙と戦う!

どちらに軍配が上がるか!まさに題名通り日本海上空 で繰り広げられる”決戦”!



物語は、テレビ局の女性突撃記者が韓国で逮捕された。

女性大統領を侮辱した罪で。

韓国ではその女性大統領が正体不明のテロリストであり凄腕パイロットの牙と組み何やら企んでいる。

一方自衛隊の基地では、先日、米軍と自衛隊で戦競をしたメンバーが秘密裏に集められた。

自衛隊とアメリカ軍で、テロリスト牙を共同で迎え撃つ。

韓国から記者の救出とテロリスト牙を討つ作戦が交互に語られていく。



まあ今回は宿敵牙との戦いが1番のメイン。

今まで牙にけちょんけちょんにやられてきたが、

主人公の自衛隊のイーグルのメンバー、風谷修、漆沢美砂生、鏡黒羽はメキメキ強くなっている。

そこにアメリカ軍のエース女性パイロット、ガブリエル・エリスが加わる。

アメリカ軍は世界最強ステレス戦闘機F22ラプター。

壮絶な戦いが始まる。

果たして今回は勝てるか?!

このシリーズの1番の盛り上がる戦闘なのではと思いました。

今までの一方的にやられる戦闘もまたそれはドキドキして面白かったのですが。

今回は・・・・!撃てない自衛隊でもないし、アメリカ空軍の世界最強F22ですし・・・・!

イーグルたちはものすごく腕を上げましたし。

ネタバレになるので結論は書けませんが、まあある意味決着、ある意味まだ続くという感じです。



「頼みがある、あなたたちは、わたしが戦えるように助けて欲しい。あなたたちが法律で戦闘できないのは知っている。日本のことは勉強した。それは仕方がない」
「明日(奴)と殺し合うのはわたしだ」
「ガブ」
「クロハ、あなたなら分かる」
金髪の中尉は黒羽に言った。
「やらなければ、やられる。死ぬ。だから出来るだけの準備をしておく。準備は勝率を上げるが、勝利は保証しない。やってもやっても、やり過ぎることはない。」
/P.510 「決戦! 日本海上空 下: スクランブル」より












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