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全国のダイバーシティ担当に伝えたい!女性管理職100人にインタビューしてわかったこと(Vol.2)

女性管理職インタビューについてお話する前に、
取り組みの背景となっている、日本の女性活躍の状況について説明させてください。

私が株式会社mog (社名はモグと読みます。mogは「ママ、お仕事がんばって!」の頭文字から来ています。)
を立ち上げたときに、知人の男性Aさんから言われた言葉です。

「女性活躍とかって古くない?すでにママ社員は職場にたくさんいるんだけど」

本当に、Aさんが言うように日本で女性は活躍しているのでしょうか?
女性活躍がもう古い、というのは正しい一面もあります。
総務省の労働力調査をみると、俗に「М字カーブ」と呼ばれる、
女性が結婚出産というライフステージにより会社を離職するという現象はすでにかなり改善されています。
人口減少への対応策として女性の就業支援が叫ばれていましたが、いまや専業主婦よりも共働き世帯の方が多い状況です。

日本における女性活躍推進の現状1

さて、それでは女性管理職も増えているのかというと、ここが伸び悩んでいます。
他の先進国に比べても日本の女性管理職比率は極めて低い。他の先進国が3割から4割という比率に対して、日本はわずか1割にとどまっています。
つまり「女性の活躍」という言葉を「就業率」という意味でとらえるなら改善しているし、
幹部層レベルで活躍しているかと聞かれたら、まだまだ課題が多い、というのが現状です。

日本における女性活躍推進の現状2

ちなみに日本のジェンダー問題でよくやり玉に挙げられる
ジェンダーギャップ指数「120位」、120位って衝撃的な数字ですよね。
このランクになってしまっている原因は管理職比率の少なさと、実はそれ以上に数値が低いのは国会議員の女性の少なさです。
国は企業に対して2030年に女性管理職の比率を3割に、と言っていますが
企業にばかり押し付けず議員の女性比率もしっかり高めてほしいと思います。
今回インタビューをした女性管理職の方が
「120位といってもぴんとこない人が多いと思うので、
学歴好きの日本人には『おまえの国、ジェンダー偏差値35だよ』って言った方がみんな焦るんじゃないでしょうか。」
と冗談を言われて、「なるほど!!」と思いました。
※添付資料は2020年時点のランキング121位の時のものです。

日本における女性活躍推進の現状3

次回は、ダイバーシティ担当が一番悩む
「取り組みの目的を何に定めるか」について
考えてみたいと思います。

▼ダイバーシティ担当必見!
100人にインタビューした女性管理職白書はこちら
https://www.mog-career.co.jp/archives/mog_wp_2021.pdf

▼ダイバーシティの取り組み・
ワーキングマザーの採用支援に関するお問い合わせ:
mogofficial@mog-career.co.jp




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