Webサイト制作は「道具作り」
Webサイト制作は「道具作り」だなあ…と思っています。
例えば釣り竿に似ている。
釣りに詳しくなくても見た目は立派な釣り竿を作れるかもしれません。でも、魚が釣れなかったら意味がなくて。飾って愛でるものではないので。
使う人にフィットした釣竿を作るのが大切
そもそも、何の魚を釣るのか?釣る場所はどこか?使う人の腕前はどうか?それらを考えて、使う人にフィットした釣竿を作るのがWeb制作会社の最低限の役割だと思っています。
鮒釣りの初心者にリール竿を作ったら流石にアンバランスです。 だから、使う人のことをよく知ろうとする姿勢がとても大切だと思うし、そもそも作り手が釣りをしたことがなかったらお話になりません。
道具を道具として使う。その体験と学び
例えば、デザイナーさんやコーダーさんの中には「書くのが苦手で…」という人も多いですが、それ故にCMSを「ユーザーとして使い込む」「実際にコンテンツを書く」体験が不足しているケースもあります。
ほとんど釣りをしない人が釣竿を作っているようなものだなあ…と思うこともあります。そんな状況で作られた釣竿はもちろん使いづらいし、魚だって釣れません。
Web運用において「書き味」と「読み味」はとても大切なものです。運用者側のUI「書きやすい」「読みやすい」CMSを得意とするデザイナーさんやコーダーさんはスキルとしても付加価値が高いと思っています。
地味だからあまり言及されませんが、Web運用している人たちにとっては毎日のことなので、「快適さ」はじわじわと評価されるはずです。新品の釣り竿購入後、2年や3年経っても満足して使っていただけるように。
教育よりも体験でプレイヤーの育成を
一方、Webにあまり詳しくない顧客を軽視する傾向がWeb界隈にはありますが、ぼくはあまり好きじゃありません。 将棋でも釣りでも何でもいいですが、普通は初心者の人にこそ丁寧に接し、学びを深めてもらおうとします。初心者こそが将来の顧客だし、市場を支える苗なので当然のことです。
でも、Webは「こうでなければならぬ」の姿勢が強固で、顧客を「教育」から始めようとします。 確かに大切ですが、まずは体験として鮒釣りから始める所を、リール竿の遠投を目標にして上手くいかない事も多いかと思います。Web活用の現場に足りないのは圧倒的にプレイヤーですから。プレイを知らない座学の人ばかり増やしても、顧客の成果には繋がらないと思っています。「教育」より「体験」に比重を置いて、どう進めるかは今後の大切な課題です。
「釣り人」がつくる釣り竿
Web制作会社にはディレクターの他にもデザイナーやエンジニア、ライター、コーダー、運用支援、メンテ担当、総務経理と様々な職務がありますが、個人的には誰もが道具の作り手だと思っています。 役に立つものを作るためにも、自分たちがまず「釣り人」でありたいと思います。飾るものにはしたくない。
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長野県BtoB企業の皆さまへ
ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。
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稲田英資について
株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
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Web制作/Webマーケティングについて
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