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地方BtoB企業のWebマーケ支援で成立する唯一のマニュアル。

長野県BtoB企業のWebマーケ支援がぼくの主な業務です。顧客MTGについてのツイートをぼくはよくしていますが、MTGでのぼくの役割はだいたい下記の4点です。

  1. 現状の報告

  2. 強化部分&課題の提示

  3. 宿題の割り振り

  4. 笑顔でお願い

自分はほとんど手を動かしません。ただ、これは支援2年目以降だからで、1年目はがむしゃらです。


2年目だからできること

Webマーケ支援も2年目に入ると、顧客メンバーも「やればいいことある」と分かってくるので動いてくれるようになります。 ぼくがコンテンツや資料を作るするよりも、業界のプロがやった方が絶対良いし。こうなってくると安心して施策を回せます。2年目は「PDCAをいかに回すか」「精度を向上できるか」をポイントにします。

あと、「ユーザー目線での切り口」や「見込み客のニーズ掘り起こし」に意識を向けて、顧客に提示する役割を担います。最初は売り込み的な記事しか書けなかったBtoB企業の皆さんも、1年やり続ければ「稲田さん、AAを探している人にはこの切り口が有効ではないでしょうか」と言ってきてくれます。「素晴らしい…!やりましょう!」と褒め称えるのがぼくの大切な仕事です。実際、本当にそう思っているし。

なので、2年目のぼくは「みんな大きくなって…」という目で顧客メンバーを見つめながら、一緒にユーザー像を深掘りしていく役割になります。コンテンツや資料づくりは顧客にやって頂きます。


そこまでたどり着くのが大変

と書きましたが、無事にここまでたどり着くのがとても難しい。顧客の市場や業態毎に特性があるし、メンバーの特性も違うからです。だから、ナレッジやマニュアルはほぼ役に立ちません。一番役に立つのは「信頼してもらうこと」です。最初の1年はほぼそれに費やすような気分です。個人的経験ですが。

先日、製造系BtoB顧客とのMTGで、「コンテンツを書くのは大切な仕事だと社長が率先して大きな声で日々言ってくださいね」と発言したら、「ここにいるメンバーはもう皆そう思っていると思います」と先方社長から返されました。半年で1本しか書けなかった時のことを思うと夢のようです。大きくなって…

半年で1本しかコンテンツを書けなかったこの顧客は最初、MTGの度にチーンとした雰囲気でした。辛かった…
でも、今は連載記事を毎月書いています。コンテンツがあれば集客やSEOにも貢献するし、メールで顧客に案内したりと全ての活動が回り始めます。

コンテンツですべてが解決するわけではないですが、Webマーケを始めたばかりのBtoB企業にとっては拠り所となります。コマの軸のように一人で立つために大切な支点です。

1年目はとにかくコマを回し続ける必要があります。そこを小さな足掛かりとして、皆さん少しずつ学び、自信をつけ、2年目に突入していきます。だから1年目はとても大切な期間です。


初めての取り組みには「絶対諦めない人」が一人必要

もちろん最初はコマは回らないし、転んでばかりですが、もう一回。もう一回。と転ぶ度に起こして回し続けます。大切なのは、上手くやることではなく、「稲田という奴はどうも絶対諦めなそうだぞ…」と顧客に肌で感じてもらうことです。初めての取り組みでは「絶対諦めない人」が一人必要なので。

地方BtoBのWebマーケ支援において、1年目と2年目ではやることも目標も目的も全然違うという体感です。だから、新しい顧客とWebマーケ支援が始まる度にぼくは「ひいい」と思っています。毎回手探りでやっています。唯一のマニュアルは「一生懸命やること」です。それしかないんですよね…(遠い目)


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長野県BtoB企業の皆さまへ

ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。

「営業活動にWebを活かしたい」「属人的営業から組織的営業に移行したい」とご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。


稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。


稲田英資のnoteはこちらです

主にWeb制作のことや、BtoBのWebマーケティングについて日々の気づきを書いています。よかったらご覧ください。

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