見出し画像

冬の閉じ籠りモードと音楽

基本的にのほほんと生きているのですが、寒くなると気持ちが落ち込みネガティブになります。閉じ籠もりモードになる。毎年なので慣れてはいますが対策は必要になる。漫画や本も読めないし、親しい人としか会いたくない。こういうとき音楽が助けになってくれるのを実感します。音楽ってすごいですよね。

ぼくは本や漫画が好きでほぼ毎日本屋に寄ります。本棚の背表紙を眺めているだけで幸せなんですよね。妻からは「そんなに毎日本屋に行っても変わらないだろう」と言われますがそんなことない。何かしらの変化があるし、その日ならではの出会いがあったりする。でも、閉じ籠もりモードになると本棚を眺めていても何も入ってきません。本が本として入ってこない。ただの雑多な壁になってしまう。世界と寸断された感じ。たぶん外からのインプットを心が受け止められないんだと思います。そんなときは「あ、閉じ籠りモードだ…」と思ってとぼとぼ帰ります。そういう意味では自分の調子のバロメーターとして機能している。こういうときはじっとしているしかないと分かっているから便利ではあります。冬眠期みたいなものなので。こうなると本や漫画を開いても入り込めないし、映画も観る気持ちになれない。誰かと話すのも億劫になるし、親しい人としか会いたくない。ただただじっとして冬眠期が過ぎるのを待つしかないのだけど、音楽は聴けたりするんですよね。もちろん音楽も「ダメだ…聴けない」となるときもあるのだけど、その手前の段階でなら聴ける。というか、なるべくそこを維持したい。本格的に冬眠の洞に入ってしまう前のぼくを繋ぎとめてくれるものとして音楽には助けられています。急に寒くなってきたから、そんな人たちは多いのではないでしょうか。じっとしている時間がとにかく必要な時期ってありますよね。うずくまって傷を治すように。

長々と書きましたが、プロアマ問わずジャンルを問わず世界中の音楽に関わる人たちにお礼を言いたいです。コロナ禍のときに音楽やエンタメが不要不急なものとして扱われたけれど、全然そんなことないです。水とか空気とかごはんと同じものなので。不要不急とかいうこと自体がおかしい。作ってくれてありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?