『初心者のための会社ホームページ作り方講座サイト』を見て思ったこと。
エックスサーバーから、『初心者のための会社ホームページ作り方講座サイト』をリリースしたのでご覧くださいとメールが届く。
Web制作会社に入りたての頃はエックスサーバーをよく使っていた。そのサーバー会社がこういった今では施策をするんだなあ…と思うと感慨深い。
「企業サイト」ではなく、「会社ホームページ」と称しているところにターゲティングを感じる。「初心者」もそう。
おそらく、小規模事業者でまだサイトも持っていない人たちがエックスサーバーの主要顧客として、施策を展開している。その気持ちはよく分かるし、エックスサーバーらしいとも思う。
本当に自分の手でサイトを作りたいんだろうか？
でも、内容をみると
・WordPressで企業サイトを開設する人
・Web制作会社に依頼する予算が無い人
と書かれていて、うーむと思う。
小規模事業者でまだサイトも持っていない人たちでWordPressスタートは厳しい。だからこそ、BASEやペライチのようなパッケージ型が主流になるのでは…と思ってしまう。
一定規模以上の企業はともかく、小規模事業者で「サイトを作る」はもう終わり、今後は「サービスを利用する」が主流になる…と思っています。
「サイトを作る／作れる」の価値は下がっていく
これからは「サイトを作る／作れる」の価値は下がっていく。だからこそ、制作会社は独自のバリューが必要で。どの分野・領域で顧客企業に貢献できるかをWeb制作会社は皆、一生懸命に模索している。もちろん自社もそう。HubSpotとWebマーケ支援の両輪で顧客事業に貢献したいと思っています。そういった方針が制作会社それぞれにある。
つまり、制作会社が作るWebサイトは「それ自体が必要だから」ではなく、「事業の成長に必要だから」になりつつあります。
どちらかというと、これから先、制作会社が作るWebサイトは「企業活動のプラットフォームの構築・購入」に近い。だから安価ではないし。
Webサイトは欲しいけれど、制作会社に頼むほどでもないしなあ…という小規模事業者さんは「サービスを利用する」になると思うので、その棲み分けも進みそうで。
エックスサーバーのやりたいことは分かるけど、どれだけユーザーニーズがあるのかなあ…と勝手に心配したのでした。
エックスサーバーには全然関係ない立場での勝手な妄想なので、大きなお世話だと言われそうですが。確かに大きなお世話です。すみません…
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ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。
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稲田英資について
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